Yamagata Eats: Local Favorites & Specialties
山形県で好んで食べるもの・名物料理
全32件コイの胆嚢を取り去り、輪切りにしてしょうゆ、砂糖、みりん、しょうゆでこってりと骨まで軟らかく煮上げたもの。加工品でも多く見かけることが出来る。群馬県、秋田県、山形県、茨城県、長野県、滋賀県、佐賀県など日本各地で食べることができる。
山形県置賜地方・米沢市、会津地方
スケトウダラとマダラの棒だら(内臓と頭部を除き素干しにしたもの)を戻して甘煮にしたもの。スケトウダラのものを「助棒鱈煮」、マダラで作ったものを「本棒鱈煮」と区別する。スケトウダラのものは安いので日常的でもある。
山形県酒田市
最上川では今でも「ヤツメウナギ漁」が行われ、狭い地域ではあるが流通もしている。もっとも一般的な食べ方が「みそ汁」。大人の親指の第一関節くらいの大きさに切り、水から煮てみそを溶く。河口域の酒田市では、ねぎ以外入れないのだという。
5月25日の山形県鶴岡市の天神祭(別名、化けものまつり)に食べる。マスを1本買い求め、人数分塩焼きと「にらます(あんかけ)」にする。マスの切り身を蒸し、「あん」をかけて、ゆでたにらを添える。「あん」は水、みりん、酒、しょうゆ、好みで砂糖を合わせて火をつけ片栗粉でとろみをつけたもの。新潟県北部から秋田県にかけて好んでこの「あん」を作る。また同じ「にらます」でも山形県飽海郡遊佐町では片栗粉を用いず、「あん」にしない人もいるという。
阿部鮮魚店 山形県酒田市
新潟県、山形県ではマガレイを魚屋さんなどで素焼き、塩焼きにしてもらう。これが古くからのマガレイの流通を今に残す形なのだと思う。水揚げして浜で焼き、山間部や商家などに売り歩いたのではないか。家庭でそのままか、軽く焼きなおして食べる。非常に美味で、旅のお土産にもなる。
山形県置賜地方・村山地方・最上地方、宮城県、福島県会津地方
産地で切り身にして焼くのは保存性を高めて山間部などに送るため。焼鰈は東北で作られ山間部に送られていた伝統的な加工品。焼鰈を焼き直して温めて食べるのではなく、甘辛く煮上げたもの。 詳しくはコラムへ
山形県では「ごんすけなます」。生サケ、塩引きザケの頭部、吻の部分の軟骨を薄く切り、甘酢に漬け込んだもの。大根やニンジンなどと合わせる。
ハタハタをたっぷりの水で煮立たせないように注意しながらゆで、皿にとる。これを大根下ろし、しょうが、しょうゆで食べる。『つるおかおうち御膳』(鶴岡市食教育・地産地消推進協議会 鶴岡市)
ピンポン球状のこんにゃくを鯣(するめ)のだし、しょうゆ味で煮たもの。山形県全域で食べられているようだ。
山形県庄内地方酒田市、鶴岡市などで「にしがい」は、夏の風物詩。これが市場の競り場に並ぶと庄内地方の人は夏が来たと感じる。 みそ汁や塩ゆで、しょうゆ味で甘辛く煮て食べる。県内消費が主であるようだが市場流通もし、スーパーなどにも並ぶ。みそ汁ははうま味豊かなだしがでて非常に美味。汁を楽しみ、軟体を楽しむ、いい酒の肴である。
山形県鶴岡市の天神祭で作られる「にらます」は山形県庄内地方で広く作られる「ますのあんかけ」の一つの形。マスとうどん、ゆで卵に「あん」をかけることもある。あんをうどんにかけることもあるので、「ますのあんかけ」と「あんかけうどん」を合わせたものだ。
山形県鶴岡市
スルメイカの胴に青じそいりのみそで和えたゲソを摘めて焼き上げたもの。スルメイカを水洗い。ゲソを外す。げそを刻んでみそ、みりん、砂糖を合わせたみそで和え、青じそを加えて胴に詰める。これを焼く。
湯煮/北海道など 湯上げ/山形県など 湯だき/岩手県など
同様の料理は国内各地にありそう。水洗いして、適当に切る。水分をよくきり、煮立たせないでじっくり真水で火を通す。鍋でやると微妙な火加減をしなければならないので低温調理器で水温65度・50分でもいい。これを大根おろしと醤油、ポン酢などで食べる。
山形県鶴岡市で作られているもの。水洗いした金頭を水から煮て、みそを溶いたもの。具は豆腐。「産後に食べると母乳の出が良くなるという言い伝えがあり、地域によっては出産祝いにも使われています」『つるおかおうち御膳』(鶴岡市食教育・地産地消推進協議会 鶴岡市)
新潟県、山形県、秋田県などでは小鍋仕立てで食べる。みそ仕立て、しょうゆ仕立ての鍋があるが、晩秋から冬の風物詩とでもいえそうなもの。古くはホタテガイの貝殻を鍋にして作っていた。これを「貝焼き」という。
鯉料理 白滝 佐賀県小城市
コイを三枚下ろしにして皮を引き、出来るだけ薄くそぎ切りにして流水で洗って締めたもの。洗うことで食感がよくなり、コイの生臭みがほとんど感じなくなる。食べやすく、また味わい深い。洗いはコイ料理の定番的なもので、東京都や群馬県、秋田県、山形県、茨城県、長野県、滋賀県など日本各地で食べることができる。
阿部鮮魚店 山形県酒田市、ごとう鮮魚店・梅津鮮魚店 山形県鶴岡市
山形県庄内地方では12月9日は大黒様のお歳夜(「大黒様のお年夜」、「大黒様の嫁とり」とも)といい「大黒様の嫁取りの日」とされ、「まっか大根(二股大根)」、豆料理を供え、豆料理とハタハタの田楽を食べる。地域の魚屋さんではいっせいにハタハタを素焼きにして、甘い田楽みそをつけて焼き目をつけたもの。もともと各家庭で作られる料理だったが今では鮮魚店、スーパーなどで普通に売られている。
米沢藩(現山形県米沢市周辺)では19世紀に福島県相馬市からコイ養殖の技術を導入する。上杉鷹山(治憲。18世紀後半から19世紀初めにかけて米沢藩主として藩政改革を行う)の推し進めた政策のひとつとされている。今でも米沢市内ではコイの養殖が行われており、コイ料理の店もある。
山形県酒田市、遊佐町など庄内地方では「どんがら汁」、山形県最上地方鮭川村では「ざっぱ汁」という。サケのあら、内臓などをしょうゆ仕立て、みそ仕立てで作ったもの。
福島県会津若松市、山形県米沢市、宮城県山間部などで好んで食べられている。脂が強く軟らかい魚なので、鮮魚よりも加工品の「焼きがれい」を使った方が作りやすい。煮ることで適度に身が締まり美味。
民宿 丸武 山形県鶴岡市鼠ヶ関
山形県で「寒だら汁」、「どんがら汁」、」。あらや内臓で作る汁で。新潟県や山形県ではあら・内臓を「がら」、また「どんがら」ということからきている。山形では「身よりもうまいどんがら」という言葉もあるようだ。あらを煮て、山形県では基本的にみそで味つけする。肝(あぶらわた)がたっぷり入っていて濃厚でありながら後味がいい。岩のりを加えるのが当たり前のようにネットなどにあるが、あれば入れる程度のもので、普通は入れないという人の方が多い。
Yamagata Local Products & Specialties
山形県の加工品・名産品
全23件鮭川村観光協会 山形県最上郡鮭川村
鮭川村を流れる鮭川を上ってきたサケの内臓を取り去り、10日以上塩漬けにして、後に塩抜き。軒下に吊して乾燥させたもの。昼夜の気温差と寒風にさらして干し上げていく。独特の風味が楽しめる逸品。
ケーエスフーズ 山形県米沢市
山形県の山間部で食べられている。ソコガンギエイ属の「みずかすべ」の干ものと比べると上等とされ乾物は「本かすべ」、「真かすべ」と呼ばれている。山形県米沢市では水でもどしたものが売られていて便利。今回は「水戻しからかい」を使って作る。
山形県飛島で作られているもの。とれたばかりのホソトビウオを開いて炭火で焼き干したもの。庄内地方の中華そばのスープにも使われているが。その人気の一端を担っている。
酒田市や鶴岡市など日本海側、離島である飛島などがエゴノリの産地で、生息してもいるし、家庭でも作られている。乾物は山間部にも行き渡り、県内では普通だ。酢みそで食べる。
丸九遠藤商店 宮城県塩竃市
本来は宮城県などの浜で揚がったものを素焼きにしたものだったが、最近では比較的安い輸入もののアサバガレイを使うことが多い。宮城県、岩手県、山形県などではこれを甘辛く煮る。
村井商店 酒田市飛島字勝浦
日本海側でよく食べられている魚だ。鮮魚もあるが総菜や加工品も多い。能登半島の「もだつ」、山形県飛島の干ものなどだ。比較的低塩で干し上げているもので、脂がのっていて奥深いあじわいである。
かねしめ水産 山形県米沢市中田町
郷土食品 山形県米沢盆地には宮城県などから塩をしたカツオが送られて来ていたらしい。その「塩がつお」が宮城県から来なくなったために米沢盆地で作るようになったもの。実に味のいいもので、当地では人気が高い。
マダラの卵巣の塩蔵品。このまま焼いて食べてもいいし、塩出しして料理に使ってもいい。山形県庄内地方・温海の「たらの子いり」はこの塩蔵ものを使っていたと思われる。
原藻を塩漬けにしたもの。塩出しして使う。秋田県南部、山形県ではスーパーなどにも並んでいる。
マルヒ水産 北海道斜里郡斜里町、佐野水産 山形県米沢市
水洗いして内臓をとったものを、水にさらし、凍結乾燥を繰り返し、干し上げたもの。これを消費地で適宜な大きさに切り販売する。山形県や福島県会津地方などで「棒だら煮」の材料として重要。また韓国料理にも多用される。
樋田屋 山形県酒田市
山形県や新潟県などのもともと「いとよ(ニホンイトヨ)」を食べていた地域で今現在地物がないので北海道から送られて来た「いとよ」で加工品などを作っている。棘や骨、鱗なども軟らかく舌の上で心地よく崩れて美味。
主に北海道東部で作られるカラフトマスの塩漬け。古くは北洋でとれたものを大量に加工していた。サケの塩蔵品よりも安いものの、味は非常にいい。 近年では主に、青森県、山形県、新潟県などのようにサクラマス、サケなどを好んで食べていた地域、山形県、福島県、長野県、山梨県や岐阜県などの山間部で消費されている。 山形県米沢などでは昔ながらの塩分濃度の「塩ます」が作られているが、古くは塩分の供給という役割も負っていたと思われる。 岐阜県下呂市小坂では正月の年取魚に高価な「塩鰤」を買えない家庭では「煮いか」とともに年取魚とした。『小坂の文化 四季と味』(小坂の文化「四季と味」編集委員会 2003) 単に焼いて食べるだけではなく、三平汁や麹などを使ったすしなどにも使われる。
丸和 福井県福井市
塩焼きにしたもの。兵庫県〜山形県にかけて作られている「「浜焼き」がこれ。サバ類、カレイ類で作ることが多いが意外に素材は多彩。大振りのノルウェー産で作ったこれも実によく出来ている。
山形県酒田市。若布を練り込んだ生うどん。
ピー・エイチ 秋田県男鹿市
秋田県、山形県などで作られているもの。一夜干しだが、原型そのままである。焼くと皮がとてもかりっとして香ばしく、筋肉は鶏の肝を思わせるような風味があり、軟骨がこりこりしている。見た目とは裏腹に食べやすい。
深澤鯉店 山形県南陽市ほか
コイの胆嚢を除き、筒切りにする。これを酒、砂糖、しょうゆなどでこってりと骨や鱗が軟らかくなるまで煮上げたもの。日本全国で作られていて、コイの加工品のなかでももっとも定番的なもの。
Local Names in Yamagata
山形県の方言(呼び名)
全191件アオコアオマスアカガシアカガシラアカガシラガレイアカコガレイアカテンコアガラアクドガキアケベロアゴナシアサリアズキアナゴアブラコアブラバイアブラワタアマコ.アマコダラアワダチアワダチガレイアワフキアワフクイオイゲシイソシンジョイソダコイトヨイナダウシズラウシヅラウヅムギウマヅラエガイエゴグサエンショウコガレイエンシヨウコガレイオオイオオオナオオバイオキギスオキクチコホソガレイオキクチホソオクキチボソオコゼオトコサンゼオナゴサンゼオニガサエビカガミダイカジカカツオカツオカドカナドカナベラカネカネタタキカヤカリカヤガリカワガニカワキスカワザイカワビシカワマスカンザッコカンニョウボウガサエビガサエビガジナギガヤガンブツキツネキツネカレイキツネガレイキンコダイキントキギンバソウクチボソクチボソガレイクデクニモリクビナガクリノキノハガレイクリノキハクロガレクロガレイクロデグッチョグッチョグンメコグリコダイコダマガイコデコモチガレイサイナガサクラダイサドアマデサンザエザッコシジョウシタナミシタナミシノコダイシマガツシマガツオシマメグリショウゼンシンジョシンジョシンスケスズメガイスナサビスナハミセンダイギスソイソイゾウリウオゾオリウオタイゴタカノハタカハカレイタカバタカバガレイタナゴダイコクアラダイバダイバガレイツギザッコツブテノロテンコデッキデツキデバデーロドコドコドコドングリドンコドンジョナットナナギリナベワリナメタナメタガレイナンダラニガザッコニシガイネジリノドクロノドグロノロハタハタハダカヨソハツメハツメハツメハナタラシハナタラシカジカハムバカバクチババノロヒラガツビッキバツメベニエビベーツブホダデホッキホッケシンジョホンマスマガレイマゾイマゾイマルガツミョウゴツブメイカメガニメジ(メジマグロ)メタメバルメブトモコズモミダネモヨモンジロヤロユキシロマスヨウワラサ
