なぜか、アジフライ三昧の日々

アジの味をもっとも引き出す料理はアジフライかも


前回の小田原魚市場行で、二宮定置にアジ(マアジ)を分けてもらった。
昨日、打ち合わせで駅前に出たら、打ち合わせの後、またアジをいただいたのだ。
連休は休めないので、休みをとって、父親と船釣りに行き、生まれて初めて釣ったものだという。アジの在庫がまだあるとはいえ、もらわないわけにもいかない。
初めて釣り上げたアジはどこで釣ったのか? を聞き忘れた。実家がたしか静岡県なので、駿河湾としておこう。
まず最初に、二宮定置にありがとう。
たった3尾だけども仕事熱心な若い衆にもありがとう、なのだ。
二宮定置でいただいたマアジ9尾はアジフライ用に仕込み保存して、1週間で食べきり、また今日、3尾揚げたので計12枚のアジフライを食べたことになる。
それにしてもアジフライはいくら食べても食べ飽きない。
昔話になるが、仕事を始めたばかりの頃、お昼ご飯はいつも、アジフライと決めている方がいて、一緒に出版社の地下で御馳走して頂いていた時期があった。本当はロースカツが食べたかったのに、毎回アジフライを2人前(4尾)、ご飯を1人前食べていたっけな。
アジフライの作り方を書くのは無意味かも知れないが。
マアジは開いて、腹骨・血合い骨を取る。背鰭を切り取り、腹側の縁に小骨が残っていることがあるので切り取る。
水分をよくきり、塩コショウして、小麦粉をまぶす。
溶き卵にくぐらせパン粉をつけて高温で一気に揚げる。
それだけだ。
自分好みにウスターソースをたっぷりかけて食らうとたまらない。
1週間で12枚も食べているのに、食べ足りない。
マアジをフライにした人は天才である。
さて、今読んでいる、1950年前後の世相を映す中村武志の目白三平シリーズに、「あじの天ぷら」は出てくるのに、アジフライは出てこない。今、アジフライは普通だが、「あじの天ぷら」は珍しいと思う。いったいいつ頃からアジフライは日常的な料理になったのだろう?


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