私事から入るのもなんではあるが、昆虫採集からはじまって、川に暮らしカッパに変化し、勉強なんて忘れていた少年時代。その終演を受験生になることで向かえて上京した。
残念ながら当時からすでに東京の自然は大きな痛手を受け、生き物と出合える機会は激減した。生き物とのふれあいがなくては生きていけない性をして釣りという目的で海岸、港への旅を始める。そして魚貝類という生物を見る旅を始めたのは26歳のとき。もう遙か21年も前のことになる。最初は市場や港へ、ただただ行ってみることから始め、同時に余暇の多くを費やしていた釣りというのも重要な魚貝類旅のひとつだった。
その土地の持つ風物や特有の匂い、そして人との出会い。港や市場への旅は観光では決して巡り会えない素顔が見られる。これがなぜか面白い。そんなことから、いつの間にか釣りに割く時間はまったくなくなりやめてしまった。ゆっくりと釣りに専念できる人生の豊かな時間なんてもう二度と得られないかも知れない。
また生き物とともに食というものに「異常な感心」を持つ身としては美しい景色や建造物、ただただ観光のために作られる料理なんて灰色の無味乾燥な代物にさえ思える。 港・市場・海・そして淡水を「魚貝類を探す」ことにしぼって歩くのは、ぼうずコンニャクにとっての物見遊山とも言えよう。こんな旅をおすすめするとはいかないが、観光地への旅に飽きたら、ちょっと川や海、港を市場をのぞいてみませんか? そこには意外に「誰も知らないワンダーランド」が広がっています。
■これはあくまでもぼうずコンニャクのメモを公開するもので完成した文章ではありません。
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市場魚貝類図鑑を作成するために東奔西走しています。その旅の記録です。
人、魚、そして町のことなど人の暮らしに関わることを紀行文として書いていきます。
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