ベッコウガサ

Scientific Name / Cellana grata (Gould,1859)

ベッコウガサの形態写真

殻径6cm前後になる。表面は滑らかだが、海藻などがついていてゴツゴツしている。貝殻に黒褐色、茶褐色の斑文があり、表に透けて見える。
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殻径6cm前後になる。表面は滑らかだが、海藻などがついていてゴツゴツしている。貝殻に黒褐色、茶褐色の斑文があり、表に透けて見える。貝殻が高く、殻頂は貝殻の中央付近にある。裏側から見ると鼈甲(べっこう)を思わせる文様や色合いだ。殻高は高い。
  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★

    知っていたら達人級

    ★★

    地域的、嗜好品的なもの

    ★★★

    美味
    分類
    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱(始祖腹足類)カサガイ目ヨメガカサガイ科Cellana属
    外国名
    学名
    Cellana grata (Gould,1859)
    漢字・学名由来
    漢字 鼈甲笠
    由来・語源 カサガイの仲間で裏側を見ると鼈甲を思わせる模様、色合いがある。
    地方名・市場名 地方名・市場名は長いため下部に移動しました。クリックでジャンプします。
    生息域
    海水生。潮間帯岩場上部。
    北海道南部〜奄美大島、小笠原諸島。
    生態
    海辺、潮間帯の微少な海藻などを食べている。
    基本情報
    カサガイの仲間で、磯などで遊びがてら採取されているもの。
    漁村などでも換金されることは希。
    海に入らなくてもとれるため、日常の汁の身、炊き込みご飯の具などに利用されている。
    水産基本情報
    市場での評価 日本各地で売り買いされている。市場にも出る。広域への流通はない。
    漁法 採取
    主な産地 島根県
    選び方
    原則的に生きているもの。
    味わい
    旬は不明。
    足は食感が良く、クセがない。
    ワタはやや旨みを感じるが物足りない。
    小石などを噛んでいることがある。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    料理法 煮る(酒蒸し、塩ゆで)、炊き込みご飯、汁、生食
    煮る/単に塩ゆで、醤油味、酒塩など。熱を通しても硬くならず、甘みと磯の風味があって美味。
    炊き込みご飯/ゆでて貝殻から外し、
    好んで食べる地域・名物料理
    ぐんめの味噌汁●水から煮出して煮立ったらみそを溶く。[『四季の料理 飛島に伝わる郷土料理Ⅱ』(酒田市農林水産課)]
    ぼべ飯 島根県・鳥取県の中海地方で食べられているもの。塩ゆでして殻を除き、ゆで汁、少量のしょうゆ、酒でご飯を炊く。ぼべ(身)は一緒に炊いても、蒸らすときに加えてもいい。もち米と炊くのが本式ともいわれる。
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
    参考文献・協力
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『水産無脊椎動物Ⅱ 有用・有害種各論』(奥谷喬 恒星社厚生閣)
    地方名・市場名 [?]
    オツボ
    場所愛媛県宇和島市、高知県土佐清水市窪津 
    クボ
    場所高知県土佐清水市竜串・幡多郡大月町樫ノ浦 
    シリタカ
    備考カサガイ類全般。 場所和歌山県串本町古座 
    グンメ
    場所山形県酒田市飛島 
    カサッカイ
    備考カサガイ類全般。 場所千葉県千倉町白間津 
    ジメ
    場所石川県輪島 
    ジンガサ ヒナタメ
    場所愛媛県伊方町 
    ベベ ボベ ボベガイ ボベザラ ボベノサラ ボベイ ボベン ボンベ
    備考ベベ、ボベは女性の陰部を表す語ともされている。 場所鳥取県、島根県西、山口県日本海側 
    ヘンロガサ
    場所高知県幡多郡大月町 
    ベッコウザラ イソモン[磯物] イソモノ[磯物] ヒナノガイ[ひなの貝] カサガイ カサケ カサッケ カサッケイ
    備考別名。 
    アサリ イシモノ イワッキバイ オオシンド オチョンボリ オニグミ オンナゲメ カイノミ カタカイ カタガヤ カタッカイ カツキャ
    参考文献より。 
  • 主食材として「ベッコウガサ」を使用したレシピ一覧

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