甲長(甲羅の前後の幅)7cm-8cmになる。甲と比べて脚が極端に細く雄と比べると短い。
ズワイガニ(雌)の生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★
知っていたら通人級食べ物としての重要度
★★★★
重要味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目短尾下目ケセンガニ科ズワイガニ属外国名
学名
Chionoecetes opilio (O.Fabricius,1788)漢字・学名由来
漢字 頭矮蟹 Zwaigani
由来・語源
■ 頭(甲羅の部分)が足に対して小さいため。
■ 「ず」は頭(かしら)のことで、もっとも偉い、もしくは先頭という意味になり、「カニの頭」すなわち「カニの王様」のこと。地方名・市場名
生息域
水深50-600m(漁の水深180-360m)の砂泥地。
日本海〜北海道、犬吠埼から北海道。
朝鮮半島東岸、北極海のアラスカ沖、グリーンランド西岸、北米の大西洋、太平洋沿岸からベーリング海、南米のチリ沿岸。生態
産卵は年に一回。
山陰沖のズワイガニが初めて産卵する時期は6月〜8月、2階目以降は2月〜3月。
オホーツク海では産卵は2年に一度、産卵期は2月〜3月。
甲殻類、二枚貝、クモヒトデ類、魚類、イカ類、ゴカイ、巻貝、ツノガイなどをエサとする。基本情報
ズワイガニは近年、本州太平洋側に多いガザミ(ワタリガニ)などと比べても、一般的なカニである。スーパーなどでも手に入れやすい。水産基本情報
市場での評価 ゆでたもの、活けものが少なからず入荷してきている。値段は安い。雄と雌では著しく取り扱いが違う。雌の方が安い。
漁法 底曵網、カゴ漁
主な産地 日本海周辺など選び方
活けは元気なもの。持って重さを感じるもの。外子(産卵してしまって、腹に卵を抱えている)を抱えていないもの。味わい
足の筋肉は少なく、内子とみそを味わうもの。
足の筋肉にも甘みがあり、カニ独特の香りがあって美味。
内子は甘く濃厚な甘さがある。
しかも後味がいい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
本州日本海各地。加工品・名産品
ゆでがに 兵庫県丹波地方(津居山、香住)釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ズワイガニ5種
ズワイガニ Chionoecetes opilio (O.Fabricius,1788) 北極海のアラスカ沖、グリーンランド西岸、北米の大西洋、太平洋沿岸からベーリング海、南米のチリ沿岸。オホーツク海から日本海、太平洋側では犬吠埼以北。
ベニズワイガニ Chionoecetes japonicus Rathbun,1932 日本海、太平洋、オホーツク海
オオズワイガニ Chionoecetes bairdi Rathbun,1924 北海道噴火湾、北見沖。ベーリング海、アリューシャン列島、アラスカ半島、ブリティッシュコロンビア沿岸。
トゲズワイガニ Chionoecetes angulatus Rathbun, 1924 カムチャツカ半島、ベーリング海~オレゴン州。
ミゾズワイガニ Chionoecetes tanneri Rathbun, 1893 ベーリング海~カリフォルニア州参考文献・協力
『新北のさかなたち』(水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社)、『大型甲殻類図鑑Ⅰ・Ⅱ』(三宅貞祥 保育社)