甲長12cm前後になる。色合いはゆでる前から赤く、やや沈んだ色合い。甲の表面の顆粒状の突起がベニズワイなどよりも高く、甲羅もやや硬い。
トゲズワイガニの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目短尾下目ケセンガニ科ズワイガニ属外国名
学名
Chionoecetes angulatus Rathbun, 1924漢字・学名由来
漢字 棘頭矮蟹。
由来・語源 甲羅に棘が多いため。Rathbun
Mary Jane Rathbun(メアリー・ジェーン・ラスバン 1860年〜1943年)はアメリカ合衆国の甲殻類学者。国内周辺にいるズワイガニ類など多くを記載している。スミソニアン博物館などで研究。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。水深1000m以上の深場。
北太平洋。カムチャツカ半島、ベーリング海〜オレゴン州。生態
ー基本情報
ズワイガニの仲間は北太平洋に5種。国内に流通するのはズワイガニ、オオズワイガニ、ベニズワイガニ、トゲズワイガニの4種。ミゾズワイガニだけはまだ見ていない。
国内海域では揚がらない。ほぼすべてがロシアからの輸入もので、冷凍ものが主流。他には剥き身やばらけなどもある。ズワイガニ類のなかではもっとも入荷量が少ない。
ベニズワイに似ているが甲羅はしっかりして硬い。色合いも沈んでいる。筋肉の水分も少ないと思われる。水産基本情報
市場での評価/まだ数回しか見ていない。雌の入荷も見る。加工品の方が多いようだ。ベニズワイよりもやや高い程度でお買い得。
漁法/
産地/ロシア選び方
ー味わい
旬は不明。
甲羅はズワイガニ程度の硬さがある。色はくすんだ赤で身はベニズワイなどと比べて詰まっていて、水分が少ない。非常に上質。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/池田等さん(神奈川県)