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創建は平安時代康平年間(1060年頃)の栃木県宇都宮市今里、羽黒山神社で秋、11月23日、24日に行われる。長い竿竹の先に梵天という房状の飾りをつけたものを、若者達が一気に山上の神社まで運び上げ、境内に立て奉納する。五穀豊穣を願って江戸時代中期から行われている。このとき今里地区の方々が作るのが「あゆのくされずし」である。また膳には「さがんぼの煮つけ」がのる。この地区では梵天祭だけではなく、寒い時季には盛んに「さがんぼ」を食べる。
殻つきの活のマガキ選びは難しい。味の良し悪しは、正直な話、食べてみないとわからないと思う。それでも見た目で選ばざるおえないわけで、そのようなときは小振りで、殻がふくらんでいるものを選ぶ。こんな条件を満たすものを市場で見つけたら、必ず買うのが私流。今回の「華漣」は小振りでよくふくらんでいることなどから、これは「買い」だろうと、迷わず手が伸びた。そして大当たりだった。この見事なプロポーションを作り出すためには、よい種苗を使っていることや、垂下式(繋いで吊しておく)ではなくネット養殖であることなどが最大の要因だろう。ただ、それだけではうまいマガキは作れない。たぶん養殖海域である有明海北部が素晴らしいのだ