居眠り前の軽い食事にクエのグリエを作る
じゃがいも、安い白ワインとで気取らない軽飯

食べる直前にばらばらにする。
骨もそのままににんにくとエキストラバージンオイルをたっぷりかけ回す。
仮眠前のワインの友というか、軽い食事である。
骨周りの皮や筋肉をしゃぶり、一緒に焼き上げたジャガイモを食べる。これを冷やした一升瓶ワインで洗い流す。
皮や骨周りの身にこんなに豊かな味があることは、オリーブオイルをかいするとより鮮明にわかる。
単に塩コショウしただけよりもぱきっと心に感じ取れる。
にんにくとオリーブオイルという最強の味方をつけたといった感じである。
クエの頭部を丸ごとじっくりしゃぶりつくせるのもいい。
余談になるが、ときどきイギリスのモルトビネガーとか、国内で作られた赤酢、バルサミコなどを振って食べているが味変わりしておいしい。
撮影用とは言いながら、魚は徹底的に食べ尽くす

さて、八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に長崎産のクエがきていた。斑紋がくっきり残っていたので、即買いする。
模様が違っているだけでも、大小であっても徹底的に撮影しているので、否が応でもお金がかかる。
もちろん撮影した後の料理もいろいろ考えて、できるだけ多様に作ってみる。
刺身に汁にと、ありきたりな料理を作り、たまには洋風に、と考えてのグリエだ。