宮崎県延岡市産、平子ちりめんでおろし和え
これ一品があると食卓がより魅力的になる
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神戸市中央市場『財木商店』で平子ちりめん(マイワシ)を買った。
煮干し、ちりめんには目がないので、見つけたら買うのがボクのならい。
「平子」とはマイワシの稚魚、「しらす」ではなく、色素が発達して少し色づいた全長4㎝から6㎝くらいになったもののことだ。
これを塩ゆでして放冷し、干したもので、そのままでも食べられる。
単純そのものの料理、大根おろしと三杯酢で和えただけで、丸一日食べられる。
三杯酢とちりめんだけ和えておくと数日にわたって食べられるので、そのつどの状況でやり方を変えるといい。
彩りが地味というなら青みである、ねぎを散らしたり、きゅうり、赤ピーマンを加えたりすればいい。
このようなありふれた何でもない料理が、急激に消滅しつつある。
実はグルメとか食通が好むもの、はだれでも作れる低級なものでしかないが、地味な日々作り続けるものこそがいちばん難しく、いちばん大切なのだ。
さて、ボクはこれを朝ご飯にちょぼっとつまみ、昼ご飯にもつまみ、夜は酒のつまみにする。
平子ちりめんのうま味と三杯酢が合わさると、さっぱりしているのに強いうま味がある。
数日同じものを食べても飽きが来ない。
これはおかず、ではなく、食事時の合いの手、というか気分転換というか……。
当然、意味もなくときどきにつまんでもいい。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
イラスト図解 寿司ネタ1年生



