7月13日、相模湾二宮沖の小イワシ天丼
小イワシの天ぷらは丼の上で存在感大
ルーペや定規などが散らばった間で食べてもうまいのが天丼だな、とせわしなく箸を動かしながら思う。
さくっと揚がったマイワシの天ぷらを食べて、頂き物の大葉(青じそ)の天ぷらをかじり。ワカメのみそ汁をすする。
この時だけは次の撮影を忘れて飯食いに没頭する。
一汁一丼のシンプルな朝ご飯
それにしてもマイワシの天ぷらはうまいと思う。
だれが作ってもうまいはずだが、それはマイワシのうま味の豊かさのお陰である。
しかも今回のマイワシの、皮と身の間にとろっとしたものが存在する。
これは明らかに脂だ。口溶け感があって、甘くと感じる。
甘長唐辛子とみょうがで夏を感じて、東京たくわんの甘さで飯終いする。
みそ汁のみそは福島県相馬市、山形屋のもの。とてもいいみそで毎日作るみそ汁が楽しみになるほどだ。
相模湾のマイワシは当分いいんじゃないかな?
前日に神奈川県小田原市、小田原魚市場、二宮定置に揚がったマイワシは明らかに産卵期が異なる2群に分かれていた。体長15cm・40g前後と、体長13cm・25g前後だ。
この産卵期の違う群れが多ければ多いほど、その数年は豊漁なのだと思っている。不漁期にはこの産卵期を迎えた群が1群だったり、せいぜい2群くらいだったりする。
さて、大きいものはいただいたものだが、小さいのはダンベから救出したものだ。
未利用魚を減らすためにはどうすればいいかが、ここに見えてくる。
マイワシは手開きにして鰭を切り取り、水分をていねいに取る。
野菜を用意する。
我が家の天つゆはみりん・醤油同量に、ときどきに作った八方だしの余りとかを足していき、一煮立ちさせている。今回のものは八方だし入りである。
後は揚げて、天つゆにくぐらせ、ご飯の上に乗せ、天つゆをさらにかけるだけ。
撮影中の飯は早く作り、早く食べ終わるのが必須。
二宮定置のみなさんに大いに感謝!