昼下がりの北海シマエビのスパゲッティ

ボクには似合わないけど、こんな昼下がりもいいんじゃないかな


ボクのようなむさ苦しい人間がいうのも変だけど、昔からエビだけのパスタが好きだ。バジルやパセリも、もちろんトマトソースや玉ねぎもなし、のパスタだ。
目の前にその超単純なパスタが存在する、その喜びたるや名状しがたい。
今回の北海シマエビ(ホッカイエビを塩ゆでにしたもの。シマエビとも)で作った、シンプルなエビのコライユ(みそ)と胴だけのパスタはあっと言う間になくなってしまうのが残念だけど、午後のちょっとだけ飲みには持って来いである。
エビのコライユとバターほど相性のいいものはない。
今回はゆでエビなので少し牛乳を加えたが、この濃厚な味のソースとスパゲッティが合わさると、たった10分足らずの一瞬が長い時間に思える。
合わせたのは、さらりと軽い田中小実昌好みの山梨県勝沼の一升瓶白ワインだ。

1㎏の北海シマエビにたくさんの料理が浮かんで着る


北海道根室から持ち帰った「しまえび(ホッカイエビ、一般的には北海シマエビ)」のゆでたものは、もちろんそのまま食べたし、いろんな料理に使ってみた。
1kg買うといろんな料理が作れる。

青みすら結局使わないまま、シンプルに


まずはパスタ選びから。バターを使った濃厚なソースになりそうだったので、カッペリーニ、スパゲッティーニではなく、スパゲッティにする。
用意したのは北海シマエビ(頭部と胴)、たっぷりのバター、パセリ(結局使わなかった)、にんにく、牛乳。
ゆで時間は9分なので、スパゲッティの鍋投入と同時に、にんにく、バターをフライパンで熱し、エビの頭部を入れて徹底的にコライユを放出させる。
ここにスパゲッティのゆで汁少々、牛乳少々を加えて、別のフライパンにソースだけ移す。
刻んだ胴の部分をこの中で温めて、ゆで上がりのスパゲッティを一緒にして和える。


関連コンテンツ

サイト内検索

その他コンテンツ

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。