宮城県産ヤリイカを高知県産けらじで塩じめ
ギリギリのヤリイカを上物に変えるけらじ

八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産の店頭にも台風の影響が出て来た。
選ぶなんてできないので、宮城県産ギリギリのヤリイカを買う。
ちなみに消費地では、ギリギリを買えるのが買い上手で、むやみにいいものばかりを買うのはバカっ買いという。
やはり刺身にはギリギリかな? と思って刺身にする。
水洗いして皮を剥き、軽く振り塩をする。
食べる直前にヒモ状に切り、ビックリするくらい辛い黄色い唐辛子と、「けらじ」(喜界島特産のものを、高知県安芸市、岡宋農園の岡宗俊介さんが栽培しているもの)と塩で締める。
黄色い唐辛子は付着した部分が本体を食べなくても辛いので、ちょんとんとするだけでボクはいい。
それよりも「けらじ」の穏やかな酸味と甘味が非常にヤリイカに合う。
レモンなどでは締まりすぎて硬くなってしまうが、「けらじ」だと硬くならず、しかもヤリイカのうまさを生かしてくれる。
これでアブソルートのソーダ割りに「けらじ」で「けらじ」ずくめ。