チヂミエゾボラ(Whelk)

Scientific Name / Neptunea constricta (Dall,1907)

代表的な呼び名ツブ

チヂミエゾボラの形態写真

殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[北海道釧路産]
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殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[北海道釧路産]殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[新潟県村上市山北産]殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[石川県産。協力/合同水産(福井)]殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[富山県魚津市に水揚げされたもので深場でとれたものだと思われるもの]殻長15cm前後になる。大型のエゾバイ科の巻き貝。貝殻は薄いものも、やや薄いものもある。丸みを帯び、はっきりした肩の部分がない。螺肋(畝条に走る線)は非常に細く、ときにまったくないものもある。日本海のものは、北海道〜東北の太平洋側のものとは貝殻の感触などが違う。[富山県魚津市に水揚げされたもので比較的浅場でとれたものだと思われるもの]
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱真腹足目エゾバイ科エゾボラ属

    外国名

    Whelk

    学名

    Neptunea constricta (Dall,1907)

    漢字・学名由来

    漢字 縮蝦夷法螺
    由来・語源 貝殻に縮(織物)のような皺(しわ)状の螺条のある巻き貝。

    地方名・市場名

    ニシバイ[螺貝/西ばい]
    場所新潟県上越市 
    バイ
    場所日本海周辺 

    生息域

    海水生。水深50〜300メートル。
    日本海と鹿島灘以北。日本海のものと太平洋側のものが同種なのか、身質を考えると疑問を感じる。
    日本海西部、山口県、島根県でよく見かける。

    生態

    基本情報

    道東や日本海でとれるもので、日本海ではエゾボラ属のなかでももっとも多くとれている。
    大型で足(刺身にする部分)の色合いがよいのでなかなか高価である。
    新潟県、石川県、島根県などではスーパーなどにも並び、刺身盛り合わせなどにも使われている。

    水産基本情報

    市場での評価 エゾボラ属では入荷量の少ないもの。マツブ(エゾボラ)と同じように扱われ、高価に取引されている。
    漁法 カゴ漁、底曳き網
    産地 北海道、新潟県、富山県、石川県、島根県、山口県。
    ロシアからの入荷もみる。

    選び方

    持って重いもの。原則的に生きているもので、入り口の蓋などを触って反応のあるもの。臭いのないもの。

    味わい

    殻は深場では薄く、浅場ではやや薄い。身を取り出すための穴は開けやすい。筋肉部分(足)は薄いクリーム色で黒い斑紋は少なく弱い。筋肉は深場にいるものは弱く、浅場にいるものの方が強い。身に甘みがあって貝らしい風味があるものの、イヤなクセや臭味はない。熱を通してもあまり硬くならない。
    旬は不明。
    含まれる毒・テトラミンについて
    ■ 足を割るとクリーム色の柔らかなゼリー状の物体がある。これが唾液腺。ここにテトラミンが含まれている。
    ■ 主にNeptunea(エゾボラ属)の巻き貝の唾液腺に含まれる。
    ■ Neptunea(エゾボラ属)以外にはスルガバイ(エゾバイ科エゾバイ属Buccinumのスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラなどにも含まれる。
    ■ 発症する唾液腺の量は個人差がある。
    ■ 食べると後頭部の激しい痛み、目眩、酒に酔ったような状態になり、吐き気、眼底の痛みをともなう。

    栄養

    寄生虫

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 生食(刺身)、煮る(酒蒸し、煮つぶ)、ソテー(バター焼き、オリーブオイル焼き)、焼く(しょうゆ焼き)、揚げる(天ぷら)

    エゴバイの刺身刺身 富山県産の深場から揚がったと思われるものの刺身。比較的軟らかく貝らしい風味が弱い。甘味は強く万人向きの味わいである。
    チヂミエゾボラのバター焼きバター焼き ぬめりを取った筋肉をバターでソテーしたもの。ソテーしても硬くならず、甘味が強い。
    オリーブオイル焼き オリーブオイルにニンニクの風味をつけて軽くソテー。ディルを散らし仕上げたもの。フランスパンによく合う。
    チヂミエゾボラのうまだし煮 昆布だしに酒、みりん、うすくちしょうゆで味つけ。短時間あっさりと煮上げたもの。軟らかくて貝らしい風味が楽しめておいしい。
    チヂミエゾボラのうまだし煮しょうゆ焼き ぬめりをとったチヂミエゾボラの身を串に刺し、素焼き。しょうゆ・みりんのタレをつけて焼き上げる。
    チヂミエゾボラの天ぷらチヂミエゾボラのかき揚げ ぬめりを取った足、ワタとのつけねなどをかき揚げにしたもの。香ばしく軽く揚がり、噛むと甘味が強く軟らかい。

    好んで食べる地域・名物料理

    新潟県、富山県、石川県、福井県

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/合同水産 福井県福井市大和田、黒住耐二(千葉県立中央博物館)
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『標準原色図鑑全集 貝』(波部忠重、小菅貞男 保育社)
  • 主食材として「チヂミエゾボラ」を使用したレシピ一覧

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