ラウスバイ
Scientific Name / Buccinum rausicum Shikama,1952
殻長10センチ前後になる。貝殻は薄くもろい。3〜4本のはっきりした螺肋がある。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★★
知っていたら学者級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★★
非常に美味生息域 海水生。北海道東北沿岸。
水深350メートル〜800メートル。生態 ー基本情報 キヌカツギバイとともに羅臼町から秋に入荷してくる。
本種だけでの入荷は見ていない。
味がいいのに安い。水産基本情報 市場での評価 キヌカツギバイと一緒に秋に入荷。安い。
漁法
産地 北海道選び方 貝殻がもろく壊れていることが多いので、足などに触れてよく反応して動くもの。粘液などがあまり出ていないもの。味わい 旬は秋(入荷時期)。
貝殻は薄くもろい。
歩留まりはいい。
テトラミンはなく、唾液腺除去の必要はない。
クセのない味わいで熱を通しても硬くならない。
注/キヌカツギバイと共通栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 調理法 塩ゆで、煮る
塩ゆで◆単に塩味だけでゆでても非常に美味。酒を加えてもよい。個人的には10分以上ゆでているが、まったく硬くならない。
煮る◆薄い醤油味で煮ても、こってりと甘辛く、煮てもうまい。
注/キヌカツギバイと共通好んで食べる地域・名物料理 ー加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)