SL 10cm前後になる。貝殻はよくふくらみ硬く、厚い。灰白色で放射肋が目立つ。
ホンビノスガイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)

![SL 10cm前後になる。貝殻はよくふくらみ硬く、厚い。灰白色で放射肋が目立つ。[東京湾三番瀬]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/309/Thumb630/honbinosugai0.jpg)
![SL 10cm前後になる。貝殻はよくふくらみ硬く、厚い。灰白色で放射肋が目立つ。[台湾高雄]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/309/Thumb630/honbinosu00.jpg)
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魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★★
一般的(流通量は普通)味の評価度
★★
まずくはない
分類
軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ超科マルスダレガイ科ビノスガイ属外国名
学名
Mercenaria mercenaria (Linnaeus, 1758)漢字・学名由来
漢字 本美之主貝、本美乃洲貝
由来・語源 1964年鹿間時夫の命名。Venus属であったために、ビーナス貝で「びのす」だが、最初は1909年に平瀬與一郎が国内産の「Venus属」に和名「ビノスガイ」と先につけたため、移入種である本種に「本」をつけた。地方名・市場名 ?
生息域
生態
ー基本情報
北アメリカ東岸では重要な食用二枚貝。クラムチャウダーにしたり、生食に饗することもある。
これが1990年代に東京湾船橋から北に移入。アサリが激減した内房で多産するようになっている。
千葉県船橋などで漁獲を始め2000年代になって国内で出回り始めたもの。プライドフィッシュというのはいかがわしい不思議な区分だが、千葉県のプライドフィッシュになっている。ただアサリと比べると商品価値は救い。
国内ではできる限り、別の場所への移入をしない方がいい。移動などに気を配るべきだ。水産基本情報
市場での評価 関東の市場には毎日のように入荷している。近畿など西日本にも流通しており、全国的に取り扱われるように。価格は低い。
漁法 じょれん曳
主な産地 千葉県選び方
原則的には生きているもの。味わい
栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
アメリカ東海岸加工品・名産品
佃煮 うま味のある貝で、佃煮にしても非常に美味。国産材料としいぇ活用するといい。[遠忠食品 東京都中央区]釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
■ 千葉県立博物館黒住耐二、岡本正豊(敬称略)による報告に1990年代中ごろに東京湾奥で稚貝が発見されたと書かれる。
■ 東京湾船橋沖三番瀬では大量に水揚げされている。
■ 汚染にも強くアサリとともに湾奥、東京湾京浜運河でも見ることができる。
■ 北米では重要な食用貝であるとされ、奥谷喬司にニューヨークの屋台で本種を生でレモンをしぼり食べたと記されている。参考文献・協力
協力/千葉県立中央博物館 黒住耐二、遠忠食品(東京都中央区日本橋蛎殻町)
参考/『美食主義者の貝エピキュリアン』(奥谷喬司 日本出版社)