ホンモロコ(Biwa gudgeon)
Scientific Name / Gnathopogon caerulescens (Sauvage, 1883)
代表的な呼び名モロコ
体長14センチ前後になる。細長くやや側扁。
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魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★★
非常に美味生息域 淡水魚。琵琶湖特産。各地に移植され繁殖している。生態 湖沼だけをすみかとしている。
水深5メートル前後を群れをなして泳ぐ。
プランクトン、水生昆虫をエサとする。
産卵期は3月〜7月。基本情報 本来は滋賀県琵琶湖特産魚。
これが千葉県、埼玉県などでも養殖が進んでいる。
琵琶湖ではもっとも価格の高い魚で、鮮魚、佃煮、素焼き、なれずしなどに加工されている。水産基本情報 市場での評価 琵琶湖周辺、京都で取り扱われるもので、高級魚。
漁法 定置網、養殖
産地 滋賀県、埼玉県、千葉県選び方 白銀で輝いているもの。身にはりのあるもの。味わい 旬は冬から春
小魚なので丸ごと食べるもの。
白身でクセがなく旨み、独特の風味がある。
骨が柔らかい。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 調理法焼きもの、天ぷら、煮つけ
好んで食べる地域・名物料理 素焼き 素焼きにしてショウガ醤油、三杯酢、酢みそで食べる。琵琶湖周辺。(滋賀県大津市堅田)加工品・名産品 佃煮 琵琶湖周辺。
焼きもろこ 琵琶湖周辺。温めてショウガ醤油で、酢みそなどで食べる。
もろこの南蛮漬 ホンモロコを素焼きにして甘酢に漬け込んだもの。
なれずし 琵琶湖周辺。産卵期にとったものを飯と漬け込んだもの。釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー旧ページ内容
古い記載が含まれている可能性があります■飛騨コンロ(卓上のコンロ)で焼いて、しょうがしょうゆ、もしくはすだちを搾り込んだしょうゆで食べるのは、異常にうまい。魔味であると思っている。その香り、もの微かな甘味、ワタの程よい苦味。まさに調和がとれた味わいである。また難しいのであるがあっさりと薄味に炊き上げるのもうまい。 参考文献・協力 『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)