オオタナゴ

Scientific Name / Acheilognathus macropterus (Bleeker,1871)

オオタナゴの形態写真

体長10センチ前後になる。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    硬骨魚綱条鰭亜綱ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系コイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属

    外国名

    学名

    Acheilognathus macropterus (Bleeker,1871)

    漢字・学名由来

    漢字 大鱮
    由来・語源 「たなご」は水田付近にすむので「田な魚」が転訛。このタナゴの仲間の大型であるという意味。
    Bleeker
    Pieter Bleeker(ピーター・ブリーカー 1819-1878 オランダ)。医師、魚類学者。『東インドオランダ領の魚類図鑑』(Atlas Ichtyologique des Indes Orientales Netherlandaises 1862-1878)。軍医としてバタビア(現インドネシアジャカルタ)に赴任。インド洋、西太平洋の魚を採取。

    地方名・市場名

    生息域

    淡水魚。原産地は朝鮮半島西部、アムール川から北ベトナムの中国大陸東部。国内では茨城県、千葉県、東京都。
    河川の下流域、平野部の湖沼。

    生態

    霞ヶ浦では4〜7月にヒレイケチョウガイ、イシガイの鰓葉室に産卵。

    基本情報

    2000年頃、新利根川河口、小野川霞ヶ浦で見つかる。2020年現在大繁殖している。
    他のタナゴ類と比べて加工がしにくくやっかいな存在となっている。


    在来種よりも多い 張り網(霞ヶ浦の定置網)ではモツゴ、タモロコ、タナゴ、アユ、ワカサギの倍以上の量のオオタナゴが入る。同じく移入種のタイリクバラタナゴよりも遙かに多い。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)




    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『平成調査 新・霞ヶ浦の魚たち』(社団法人 霞ヶ浦市民協会)
  • 主食材として「オオタナゴ」を使用したレシピ一覧

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