タイリクバラタナゴ(Rosy bitterling)
Scientific Name / Rhodeus ocellatus ocellatus (Kner, 1866)
体長5cm前後。
-
魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★
食用として認知されていないー 生息域 淡水魚。平野部の浅い池沼、流れのない用水、。アジア大陸部と台湾が原産。
諸島部をのぞく日本全土。生態 ■ 藻、小型水生動物を餌としている。
■ 産卵期は3月から9月と長い。産卵期には産卵管が伸びてイシガイ科(カラスガイ他)などの二枚貝に産み付ける。基本情報 ■ 1940年代に長江からハクレンとともに移入されてきた。
■ 移植行為はやめるべき。
■ 千葉県小見川町北総漁協の漁師さんの話では(60歳前後 2004年現在)子供の頃の記憶として、昔は何種類かのタナゴがいたという。ところが最近、まったく姿を消してしまったという。それではと昔ながらのともえ網でほんの何匹かとらえたのが本種のみであった。水産基本情報 ー選び方 ー味わい ー栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 まだ食べていないので参考として、千葉県香取市小見川町でのこと。
酒、醤油で佃煮風に煮て食べる。しっかりと苦みを感じて、思ったよりも美味とのこと。好んで食べる地域・名物料理 ー加工品・名産品 ー釣り情報 ー歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 協力/千葉県香取市北総漁協、立石光夫さん
『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『平成調査 新霞ヶ浦の魚』(霞ヶ浦市民協会)、『北九州の淡水魚 エビ・カニ』(北九州市自然史・歴史博物館)、『湖国びわ湖の魚たち』(滋賀県立琵琶湖文化館 第一法規)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『たべもの語源辞典』(清水桂一編 東京堂出版)