タイリクバラタナゴ

Scientific Name / Rhodeus ocellatus ocellatus (Kner, 1866)

タイリクバラタナゴの形態写真

体長5cm前後。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    硬骨魚綱条鰭亜綱ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系コイ目コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属

    外国名

    学名

    Rhodeus ocellatus ocellatus (Kner, 1866)

    漢字・学名由来

    漢字 大陸薔薇鱮、大陸薔薇鰱
    由来・語源 大陸(中国など)から来たバラタナゴの意味。バラが色鮮やかなという意味。
    「たなご」は
    ■ 「タヒノコ(鯛の子)」の意味。
    ■ 「たいらなご(平魚子)」の意。
    ■ 水田に棲むので「田な魚」。

    地方名・市場名

    ニガヒラ
    場所静岡県天竜川下流・佐鳴湖 参考『静岡県の淡水魚-静岡県の自然環境シリーズ-』(静岡県生活環境部自然保護課 第一法規出版 1982) 
    タナビラ
    場所静岡県天竜川下流・掛川市 参考『静岡県の淡水魚-静岡県の自然環境シリーズ-』(静岡県生活環境部自然保護課 第一法規出版 1982) 
    オカメ
    場所静岡県静岡市 参考『静岡県の淡水魚-静岡県の自然環境シリーズ-』(静岡県生活環境部自然保護課 第一法規出版 1982) 
    オカメタナゴ
    場所霞ヶ浦 
    ニゴラ ニゴロ
    場所北九州 

    生息域

    淡水魚。平野部の浅い池沼、流れのない用水、。アジア大陸部と台湾が原産。
    諸島部をのぞく日本全土。

    生態

    ■ 藻、小型水生動物を餌としている。
    ■ 産卵期は3月から9月と長い。産卵期には産卵管が伸びてイシガイ科(カラスガイ他)などの二枚貝に産み付ける。

    基本情報

    ■ 1940年代に長江からハクレンとともに移入されてきた。
    ■ 移植行為はやめるべき。
    ■ 千葉県小見川町北総漁協の漁師さんの話では(60歳前後 2004年現在)子供の頃の記憶として、昔は何種類かのタナゴがいたという。ところが最近、まったく姿を消してしまったという。それではと昔ながらのともえ網でほんの何匹かとらえたのが本種のみであった。

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    まだ食べていないので参考として、千葉県香取市小見川町でのこと。
    酒、醤油で佃煮風に煮て食べる。しっかりと苦みを感じて、思ったよりも美味とのこと。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/千葉県香取市北総漁協、立石光夫さん
    『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『平成調査 新霞ヶ浦の魚』(霞ヶ浦市民協会)、『北九州の淡水魚 エビ・カニ』(北九州市自然史・歴史博物館)、『湖国びわ湖の魚たち』(滋賀県立琵琶湖文化館 第一法規)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『たべもの語源辞典』(清水桂一編 東京堂出版)
  • 主食材として「タイリクバラタナゴ」を使用したレシピ一覧

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