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コイ目コイ科バルブス亜科 ホンモロコ
Gnathopogon caerulescenss
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魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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魚貝の物知り度/★★★
■琵琶湖周辺で取り引きされる。これが京都市などに卸されて我が国屈指の高級魚となる
素焼き/煮物/天ぷら
 琵琶湖の固有種。郷里が四国であり、帰郷の行き帰りに京都の七条、錦の市場に立ち寄るのが楽しみであった。そんな折に見つけると必ず買って帰るのが本種であった。1980年で1キロ/3000円ほどであったように記憶する。100グラムで300円であるので、1匹20グラムとして60円前後になる。それが今年になると1キロ/8000円、になって1匹160円である。バブル崩壊以前のインフレの時期の3000円とデフレ時期の8000円であるから、この数字もっと格差が有るのかも知れない。これでも一時よりは安くなっているらしい。この価格の推移はもちろん漁獲量が激減したためであり、またそれに伴い激減した琵琶湖の漁師さんのためでもあるだろう。

 ホンモロコから思うことで大きく横道にそれるが、なぜホンモロコ(他の魚貝類も)が激減したのかと考えると、もちろん戦後から高度経済成長期の最大の原因は農薬である。それが農薬の使用の削減努力や無農薬化が進んでいる現在、理由の最大のものは田押し(田んぼや畑などの広さや道路の整備)、琵琶湖のアシの生える浅瀬や小湖の埋め立て、無駄な護岸工事があげられる。この埋め立ての無意味さは何十年も前から多くの人達から指摘されてきており、「いくら無意味な計画でも止められない」日本の行政の責任に違いない。
 また2003年には滋賀県が出した『ブラックバスを含む琵琶湖の外来魚のキャッチ・アンド・リリースを禁止する条例案』なるものが物議をかもしている。実をいうと、ぼうずコンニャクは「この条例に基本的には反対である」が、「今、すぐにできる対策のひとつである」ことから実質的に賛成の立場にいる。これ我ながら複雑な思いがあって簡単には説明できない
 また「清水国明というタレントの発言はまったく道理にかなっている」と思っている。釣った魚をリリースするかどうかは個人の問題であり、法や条例にすること自体おかしいと思っている。また知事や政治家をあまり信用していない、ぼうずコンニャクとしては「散々、水性生物が棲息する環境をめちゃくちゃにしててしまって、この修復はどうするのか、国の反省はないのか?」など、『自然を守りたい』と思う人間にとっては、本質からいちばん遠いところ、あまり効果のあがりそうにないところからの出発は、「本質そらし」だと不安を感じる。琵琶湖の魚貝類資源の回帰は小湖やアシの生える浅場の復元、田畑の用水路に魚が侵入できるように作り変えることが急務だ。これ以外に「琵琶湖の自然を取り戻し、漁業を復活させる手立て」は絶対ないはずだからだ。
 ただしぼうずコンニャクの思想として「釣り人はあくまで、本来ある自然を楽しむべきで、ブラックバスが琵琶湖にいること自体自然破壊である」とも思えてしかたがない。たとえば飛躍するが、ぼくは未だに東京ディズニーランドが許せない。もう20年以上前から埋め立てや、無駄な護岸工事などには反対の立場でああるが、「ディズニーランドをつくるから貴重な干潟をなくしてもいい」という、そんな差引きは絶対したくない、また、できない。琵琶湖でいえば「ブラックバス釣りは面白い。だから本来棲息しない場所に移してもいい」と思ってやしないだろうか? また100万人の釣り師より10人の琵琶湖の漁師のほうが大切であると個人的には思っている。
■琵琶湖産。
滋賀県高島郡今津町
西友商店(にしとも)
辻川店
■飛騨コンロ(卓上のコンロ)で焼いて、しょうがしょうゆ、もしくはすだちを搾り込んだしょうゆで食べるのは、異常にうまい。魔味であると思っている。その香り、もの微かな甘味、ワタの程よい苦味。まさに調和がとれた味わいである。また難しいのであるがあっさりと薄味に炊き上げるのもうまい。



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