10cm SL 前後になる。体幹部分に黄色で縁取られた6本の体をぐるりとまわる横帯がある。頭部には眼を通る横帯と背から眼に向かう黒い線がある。日本海型には尾鰭つけ根に黄色で縁取られた黒い帯がある。[写真は横帯が細く、尾のつけ根に小さな横帯がある日本海型/宮城県気仙沼市大島西岸]
キヌバリの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
ー
分類
顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ハゼ亜目ハゼ科キヌバリ属外国名
学名
Pterogobius elapoides (Günther,1871)漢字・学名由来
漢字 絹張 Kinubari
由来・語源 神奈川県三崎での呼び名キノバルの意味が「絹張」であることから。田中茂穂は〈餘り美いからそのように命名せられた〉と書いている。絹を張って作る上等な工芸品があるのかも知れない。Günther,
Albert Karl Ludwig Gotthilf Günther (アルベルト・ギュンター 1830-1914 ドイツ→イギリス)。動物学者。地方名・市場名
生息域
海水魚。内湾の岩礁域、ガラモ場の水深3〜15メートル。
青森県から北海道南部〜九州。日本海型と太平洋型がある。生態
体側にある横帯の太さ、尾鰭つけ根に帯があるかなしかで日本海型と太平洋型に分かれる。
日本海型は横帯が比較的細く体側に6本、尾鰭つけ根に1本ある。
太平洋型は横帯が6本で比較的太い。基本情報
流通しない。食用とされている地域があるかなど不明。
むしろ堤防釣り(波止釣り)に来る魚として知られている。水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/
産地/選び方
ー味わい
ー栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ー好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
防波堤(波止)で浮き釣りなどにくる。歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)