ミミズハゼ

Scientific Name / Luciogobius guttatus Gill, 1859

ミミズハゼの形態写真

6cm SL 前後になる。眼は頭部の背面にあり、体は細長く背鰭は1基で基底が短い。尾鰭の後縁は透明な部分はない。
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6cm SL 前後になる。眼は頭部の背面にあり、体は細長く背鰭は1基で基底が短い。尾鰭の後縁は透明な部分はない。6cm SL 前後になる。眼は頭部の背面にあり、体は細長く背鰭は1基で基底が短い。尾鰭の後縁は透明な部分はない。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ミミズハゼ属

    外国名

    学名

    Luciogobius guttatus Gill, 1859

    漢字・学名由来

    漢字/蚯蚓沙魚 Mimizuhaze
    由来・語源/田中茂穂の命名。茶色で細長くミミズを思わせるため。
    〈我國の海岸に産するもので、春四月頃産卵の爲河口を多少川上へ遡る性がある。往々にして井戸の中から出ることがある。殆ど食用とはしないやうである。〉『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
    Tanaka
    田中茂穂(Shigeho Tanaka 明治11-昭和49 1878-1974 高知県)。東京帝国大学にて魚類の分類を始める。日本魚類学の父。170種前後の新種を記載。献名された種も少なくない。

    地方名・市場名

    イシオコシ
    場所和歌山県田辺 参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 
    グズ
    場所富山県魚津 参考文献 
    ジジンコ
    場所山口県長門萩 参考文献 
    ジンジラ ニンニラモチ
    場所福井県三国 参考文献 
    アタマヒシャゲ
    場所高知 備考「頭拉」で頭の真ん中辺りがくぼんで、ひしゃげたようだからだと思う。 参考文献 
    ボウズゴリ
    場所高知県 参考文献 
    アタマヒジャゲ
    場所高知県鏡川 備考「頭拉」で頭の真ん中辺りがくぼんで、ひしゃげたようだからだと思う。 参考文献 

    生息域

    河川の中流域〜河口域の海岸の礫、転石、砂利の隙間。
    北海道渡島半島内浦湾臼尻〜屋久島の太平洋沿岸、北海道小樽〜鹿児島半島の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海。
    朝鮮半島全沿岸、遼寧省〜浙江省の中国沿岸、済州島。

    生態

    環形動物やエビなどの小動物をエサとしている。
    西日本での産卵期は2〜5月。底がわずかに砂泥のなかに埋もれている石に紡錘形の卵を1層産みつける。産卵後雄は石の下にとどまり卵が孵化するまで守る。

    基本情報

    水産基本情報

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/兵庫県香美町 矢田川漁協、兵庫県立香住高等学校海洋科学科のみなさん
    『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ミミズハゼ」を使用したレシピ一覧

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