ウロハゼ(Flathead goby, Bar-eyed goby)
Scientific Name / Glossogobius olivaceus (Temminck and Schlegel, 1845)
代表的な呼び名クロハゼ
25センチ前後になる。鱗(うろこ)が大きい。普段は薄茶、褐色であるが興奮すると真っ黒になる。下あごが出ている。
-
魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度 ★★★★
知っていたら達人級★★
地域的、嗜好品的なもの★★★
美味生息域 河川の汽水域。
福島県〜九州南岸の太平洋沿岸、新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海、壱岐、五島列島、種子島。台湾、浙江省、広東省。生態 河川の下流、汽水域の干潟、内湾。淡水域に入ることは希。
産卵期は夏。基本情報 マハゼと同じような岡山県、北陸などでは食べているが、非常にローカルな存在。
マハゼよりも大きくなる。水産基本情報 市場での評価 少ないながら入荷がある。一定の評価はないが、やや高値。
漁法 はぜつぼなわ漁(漁期は4月から7月)、釣り
産地 石川県選び方 原則的に生きているもの。触って黒とか白とか素早く色変わりするもの。味わい 旬は夏
鱗は薄く弱い。皮はやや厚め。中骨は硬いが小骨などは少ない。
透明感のある白身であまり熱を通しても縮まない。栄養 ー寄生虫 ー食べ方・料理法・作り方 料理法煮つけ、天ぷら、洗い
好んで食べる地域・名物料理 岡山ではこのんで食べられる。加工品・名産品 ー釣り情報 茨城などでハゼ釣りで大型のものが釣れる。その多くが本種。エサはゴカイでぶっこみ、脈釣り、ウキ釣り。歴史・ことわざ・雑学など ー参考文献・協力 『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『広辞苑』、『たべもの語源辞典』(清水桂一編 東京堂出版)、『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)、「岡山の漁業』(西川太 日本文教出版)