8cm SL 前後になる。紡錘形。頭部にまばらな白点が下面にはない。胸鰭最上鰭条は遊離する。生時、臀鰭に2本の赤色縦帯とその間には白色縦帯がある。[写真はすべて同個体]
アカオビシマハゼの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
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分類
顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ハゼ亜目ハゼ科チチブ属外国名
学名
Tridentiger trigonocephalus (Gill, 1859)漢字・学名由来
漢字/赤帯縞沙魚 Akaobishimahaze
由来・語源/「縞沙魚」は、体側に赤褐色のやや明瞭な太い縦縞が2本ある。シモフリシマハゼと比べると「赤帯」が明瞭であるためか。
〈スズキ目ハゼ亜目クモハゼ科チチブ属シマハゼ Tridentiger trigonocephalus (GILL) 〉『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)
シマハゼ(Tridentiger trigonocephalus (Gill, 1859))だったものを、1989年にアカオビシマハゼ(Tridentiger trigonocephalus (Gill, 1859))、シモフリシマハゼ(Tridentiger bifasciatus Steindachner, 1881)の2種に分かつ。[魚類学雑誌別冊36巻1号:100-112, figs. 1-7. シマハぜの再検討 明仁・坂本勝一]地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。内湾。シモフリシマハゼよりも塩分濃度の高いところにいる。
北海道小樽から九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、青森県〜九州南岸の大平洋沿岸、瀬戸内海。
河北省から香港の中国沿岸。
アメリカカリフォルニア・オーストラリアシドニー湾・ビクトリア州(移入)、生態
ー基本情報
古くはシマハゼで汽水域と内湾に生息するとされていた。これが汽水域にいるシモフリシマハゼと塩分濃度の高い内湾にいる本種に分かれる。漁業対象ではない。
内湾などでチョイ投げなどをしていて来るのは本種が多いのかも知れない。琉球列島以外の日本各地の内湾で普通。水産基本情報
ー選び方
ー味わい
ー栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ー好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本のハゼ』(監修・瀬能宏 写真・矢野維畿 解説・鈴木寿之、渋川浩一)