ナガレメイタガレイ(Finespotted flounder)

Scientific Name / Pleuronichthys japonicus Suzuki, Kawashima and Nakabo, 2009

代表的な呼び名バケメイタ

ナガレメイタガレイの形態写真

20cm SL 前後になる。メイタガレイよりも一回り小さい。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起がある。有眼部(表)は薄い褐色でやや濃い褐色の斑があることがある。鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。無眼部(裏)には斑紋がない。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。[薄い褐色の斑紋がない固体]
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20cm SL 前後になる。メイタガレイよりも一回り小さい。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起がある。有眼部(表)は薄い褐色でやや濃い褐色の斑があることがある。鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。無眼部(裏)には斑紋がない。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。[薄い褐色の斑紋がない固体]20cm SL 前後になる。メイタガレイよりも一回り小さい。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起がある。有眼部(表)は薄い褐色でやや濃い褐色の斑があることがある。鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。無眼部(裏)には斑紋がない。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。[薄い褐色の斑紋がある固体]20cm SL 前後になる。メイタガレイよりも一回り小さい。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起がある。有眼部(表)は薄い褐色でやや濃い褐色の斑があることがある。鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。無眼部(裏)には斑紋がない。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起がある。鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。[薄い褐色の斑紋がある固体]鱗は丸くやや不規則な配列を持ち、比較的一定の大きさの黒く丸い斑紋がある。やや大きく薄い褐色の不定形の斑紋があるものとないものがある。[薄い褐色の斑紋がない固体]
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★
      重要
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系カレイ目カレイ亜科カレイ科メイタガレイ属

    外国名

    Finespotted flounder

    学名

    Pleuronichthys japonicus Suzuki, Kawashima and Nakabo, 2009

    漢字・学名由来

    漢字 流目痛鰈、流目板鰈 Meitagarei
    由来 不明

    目板か目痛か?
    目板は目と目の間に骨質板があるため。触ると痛いから「目痛」なのか? 板状だから「目板」なのか? 和漢三才図会には「目板」、広辞苑にも「目板」とある。基本的に「目板」かも知れない。
    目痛は目と目の間に棘があって、ここを持つと痛いから。〈目の近くに一本鋭いトゲがあって、うっかり手でつかむと指の先をキズつける。目にふれると痛いから「メイタ(目痛)ガレイ」と呼ぶのだろう〉『河岸の魚』(町山清 国際商業出版 1979 著者は明治38/1905年生まれ)などもあり、今も市場などでときどき「目痛」という人がいて、それもありえると考えている。なぜならば本種の標準和名も東京市日本橋魚河岸で採取されたものだからだ。要するに「魚河岸言葉」を和名としたもの。
    Nakabo
    中坊徹次(1949年京都府生まれ)。魚類学。魚類の分類の上で多大な功績を残す。また魚類検索を一般人の手の届く形にする。魚類検索という意味合いでは松原喜代松の後継者とみてもいいかも。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深150mよりも浅い砂泥地。
    北海道余市〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道知内、岩手県宮古〜九州南岸の大平洋沿岸、瀬戸内海西部、東シナ海大陸棚縁辺。

    生態

    産卵期は12月上旬から4月上旬。
    ナガレメイタの斑紋
    メイタガレイとナガレメイタの見分け方
    ナガレメイタ ナガレメイタは鱗が丸く不規則に並ぶ。小さな黒斑は丸い。また有眼部(表)に斑紋のほとんどない固体がある。
    メイタガレイの斑紋
    メイタガレイとナガレメイタの見分け方
    メイタガレイ メイタガレイの右側(表)の鱗はやや楕円形で比較的基礎的に並び、黒斑は不定形で丸くない。

    基本情報

    2009年に新種記載されたもので、長年メイタガレイは1種だとされていた。ただ関西などの水産業者は長年2種を価値的にも別種として扱っていた。
    北海道南部以南で水揚げされるが、まだ生息域などわからないことが多いのではないかと思う。
    山陰島根県浜田などの底曳き網で揚がるメイタ類では、本種の比率が圧倒的に多いとされている。実際、大阪などでは山陰産のメイタは「バケ(バケメイタでナガレメイタのこと)」が多いという認識がある。
    関西では本メイタ(メイタガレイ)と比べると安いためもあって厳密に区別している。
    見分け方は本種は全体に褐色で、濃い褐色の小さな丸い斑紋(比較的大きさが同じ)が散らばるが、メイタガレイのように不定形で濃い褐色の斑模と濃度の違う不定形の斑紋などで斑模様をを作らない。またナガレメイタは皮が剥きやすい。
    メイタガレイと比べると水分が多く身が脆弱であり、とても安いとされているが、底曳きで揚がるために鮮度に問題があるのかも。鮮度がよく活けなどは非常に美味。

    水産基本情報

    市場での評価 関西では厳密にメイタガレイと区別して扱われる。関東でも水揚げされるし流通もするが、区別しないことが多い。値段は安い。
    漁法 底曵網
    主な産地 島根県

    選び方

    身がしっかり硬いもの。底曵網でとるものなので、全般に鮮度は悪い。

    味わい

    抱卵固体の身は脆弱なので旬は不明だが、産卵期前の秋ではないかと思う。
    鱗は細かく取りやすい。タワシで取ることもできる。皮は薄く弱い。骨は軟らかい。
    身は水分が多く、旨みがメイタガレイと比べると薄い。
    今のところ刺身には向かないと考えている。
    皮が剥き安い 同じ条件で尾の方から皮を剥くと、剥きやすいのがナガレメイタ、剥きにくいのがメイタガレイだ。

    栄養

    寄生虫

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ナガレメイタの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身)、煮る(煮つけ)、揚げる(フライ、唐揚げ)、ソテー(ムニエル)、焼く(塩焼き)

    ナガレメイタの刺身 関西などでは比較的まとまって入荷してくるようだが、底曳き網でとったもの、すなわち野締めばかりだ。写真は神奈川県小田原市 小田原魚市場で見つけた活魚。活け締めにして持ち帰ったもの。透明感のある白身で血合いはほとんど感じられない。五枚に下ろして刺身にしたら、とても味がある。後味に甘味が感じられてとてもおいしい。

    ナガレメイタの煮つけ 皮を剥いた状態で西日本のスーパーなどに並んでいるものは、本種である可能性が高いと思っている。基本的な料理法が煮つけだ。ここではこってり甘辛く煮てみたが、あっさりと煮てもとても味がいい。皮を剥いて内臓を取り、湯通しして冷水に落とし霜降りに。これを酒・砂糖・水で煮つける。
    ナガレメイタのフライ 小型種ではあるが、水洗いして五枚に下ろす。塩コショウして小麦粉、衣(卵・小麦粉・少量の水)をからめ、パン粉をつけて短時間強火で揚げたもの。さくっとした食感の中に豊潤な身、独特の風味が好ましい。
    ナガレメイタの唐揚げ 水洗いして皮を剥かないで唐揚げにしてみた。頭部を切り落とし、五枚に下ろし、中骨と身の水分をよく拭き取る。片栗粉をまぶして、じっくり二度揚げにする。鰭や皮が香ばしく、中骨まで食べられてとてもおいしい。
    ナガレメイタのムニエル 水洗いして皮を剥く。鰭、頭部を切り取り水分をよく拭き取る。塩コショウして小麦粉をまぶして多めの油で香ばしくソテーする。仕上げにマーガリン(バター)で風味づけして出来上がり。身はソテーしても硬くならず身離れがいい。醤油を垂らすとご飯に合う。
    ナガレメイタの塩焼き 水洗いして頭部と鰭を取る。皮付きのまま振り塩をして1時間以上置いて焼く。皮がないと焼き上がりがきれいではない、皮付きだと皮目の臭いが少しだけ気になる。仕上げに酒を塗りながら焼き上げるといいようだ。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    船からのカレイ釣りの対象魚。片天秤、アオイソメ、スナイソメなどのエサで釣る。

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/株式会社 特水(大阪府大阪市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本魚類学会 シノニム・学名の変更』、『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)

    地方名・市場名

    メイタガレイ
    場所千葉県 
    タバコガレイ
    場所青森 備考食べるとタバコのような味がするため。 参考野呂恭成さん 
    スズメ
    場所青森県 備考意味は不明 参考野呂恭成さん 
    マメガレイ
    場所青森県a 参考野呂恭成さん 
    メダカ
    場所青森県b 備考目が飛び出しているため 参考野呂恭成さん 
    メダマガレイ
    場所青森県c 備考目が飛び出しているため。 参考野呂恭成さん 
    タマゴガレイ
    場所青森県内 備考上から見た形から。 参考野呂恭成さん 
    ビッキガレイ
    場所青森県陸奥湾 備考目が飛び出ていてカエルに似ているため。 参考野呂恭成さん 
    アブラメダカ
    場所福岡県福岡市中央卸売市場 
    バケメイタ
    場所大阪中央卸売市場本場など関西の市場 
  • 主食材として「ナガレメイタガレイ」を使用したレシピ一覧

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