コウライエビ

Scientific Name / Fenneropenaeus chinensis (Osbeck,1765)

コウライエビの形態写真

体長25センチほどになる。乳白色で文様がない。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★
      知っていたら通人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★
      重要
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目根鰓亜目クルマエビ科コウライエビ属

    外国名

    Fleshly prawn
    言語英名 

    学名

    Fenneropenaeus chinensis (Osbeck,1765)

    漢字・学名由来

    漢字 大正蝦、大正海老。
    由来・語源 大正時代、大阪にあった最大のエビ取扱業者、林兼商店と共同漁業(現日本水産)の子会社・日鮮組の共同事業体「大正組」にちなみ、大正期にとれはじめたためということも含む。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。東シナ海、黄海。

    生態

    産卵場は渤海湾沿岸。
    産卵期は4月〜7月。
    冬には深い場所に移動して分散して越冬。

    基本情報

    戦後1960年代くらいまでは安くて庶民的なエビの代表だった。
    が、養殖されていないこと、中国沿岸でとっていることで流通は不安定なものとなっている。
    ただ過去に大量に出回っていて知名度が高いので、ホワイト系(タイショウエビ属)のエビの総称として「タイショウエビ」が使われることがある。
    このためにスーパーなどで「タイショウエビ」という名を見かけることが少なくないが、インドエビもしくはバナナであることも多い。

    水産基本情報

    市場での評価 チルド、冷凍で入荷してくるがあまり高値とならない。
    漁法 底曳き網(漁期は秋から春)
    産地 中国

    選び方

    触って張りのあるもの。黒く変色しているも白っぽくなったものは古い。

    味わい

    旬は秋
    ホワイト系のエビで赤の発色は弱い。
    肉に甘みがあり、しまっている。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法
    揚げる(フライ、天ぷら)、焼く、ゆでる、スープ、汁

    エビフライは絶品。
    クルマエビと区別するのは至難。
    ただし冷凍物なので解凍法などによって、ぱさつくことがある。
    天ぷらにしても味がいい。
    塩焼きにしてもうまい。
    ゆでる、ゆでて酢の物にして非常に美味。
    汁物にしても味がいい。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『大型甲殻類図鑑Ⅰ・Ⅱ』(三宅貞祥 保育社)
  • 主食材として「コウライエビ」を使用したレシピ一覧

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