35cm SL 前後になる。体に小さな棘がある。胸鰭後方に斑紋がない。体背の部分に円形、楕円形の小さな斑紋が密に散らばる。臀鰭は黄色い。[26cm SL・525g]
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![35cm SL 前後になる。体に小さな棘がある。胸鰭後方に斑紋がない。体背の部分に円形、楕円形の小さな斑紋が密に散らばる。臀鰭は黄色い。[26cm SL・525g]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/648/Thumb630/gomafugu0.jpg)

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魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★★
一般的(流通量は普通)味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目フグ科トラフグ属外国名
学名
Takifugu stictonotus(Temminck and Schlegel,1850)漢字・学名由来
漢字 胡麻河豚
由来・語源 身体のゴマ状の文様から。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。
北海道北西岸〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道南西岸〜土佐湾(少ない)、希に瀬戸内海、東シナ海。
ピーター大帝湾、朝鮮半島東岸、済州島、黄海東岸、中国東シナ海沿岸。生態
ー基本情報
主に道南から日本海沿岸で漁獲されている。産卵期の春から初夏にまとまってとれるが鮮度が落ちやすいので安いフグの代名詞でもある。
石川県や福井県などで、毒のある身や卵巣を糠漬けとされることで有名。水産基本情報
市場での評価 ときにまとまって入荷してくる。鮮魚としては人気がなく、値段が安い。鮮魚だけではなく、白子だけの流通もありやや高価。
漁法 定置網
産地 統計などはない。北海道、日本海側などから入荷をみる。選び方
触って張りのあるもの。ゴマ状の斑文のくっきりしているもの。味わい
旬は秋から春
皮は布状で剥がしやすい。骨はあまり硬くない。白身でやや水っぽい。
まったくクセがない白身だが、うま味に欠ける。焼く、刺身などにもなるが、むしろ液体を使った料理法である。煮つけ、汁(鍋ものも)に向いている。
フグの調理は一般人は原則的に行なわないこと。調理するときには自己責任で栄養
ー危険性など
肝臓、卵巣は猛毒、皮膚は強毒、精巣、筋肉は弱毒食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
ゴマフグの料理法・レシピ・食べ方/汁(ちり、いしる鍋、みそ汁、チゲ)、揚げる(唐揚げ)、焼く(干もの、みそ漬け、白子焼き)、生食(刺身)ゴマフグのちげ 毒を除去したゴマフグの身を適宜に切る。一度湯通しして冷水に取り、水分をよく切っておく。鍋にカツオ節出し(鶏ガラでもいい)、酒、少量の魚醬、粉唐辛子を加えて、白菜キムチ、豆腐、青菜などと一緒に煮ながら食べる。クリックで閉じますゴマフグのちげ
ゴマフグの竜田揚げ(唐揚げ) もっとも適した料理法のひとつ。毒を除去して適宜に切る。よく水分を切り、みりん、しょうゆ、しょうが搾り汁、にんにくのタレに漬け込んで揚げたもの。中はふんわりと軟らかく身離れがよくとてもうまい。クリックで閉じますゴマフグの竜田揚げ
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
ーフグの子のぬか漬け 石川県の白山市美川町、金沢市、能登半島輪島などで作られているもの。猛毒の卵巣を35〜40%の食塩で2〜3ヶ月漬け込む。次に塩をかえて2年以上漬け込む。水洗いして糠に1〜2年漬け込む。糠を取り、スライスして生のまま食べる。軽く炙ってもうまい。[荒忠商店 石川県白山市美川]クリックで閉じますふぐの子粕漬 ゴマフグの卵巣を伝統的な方法でぬか漬けにし、これをまた酒粕に漬けたもの。ぬか漬けの強いうま味はそのままに、酒粕によって塩分の強さが和らいで食べやすい。[荒忠商店 石川県白山市美川]クリックで閉じます釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)