ウシサワラ
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目サバ科サワラ族サワラ属
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外国名 | Chinese seerfish, Chinese mackerel 台湾/大耳、馬加、西達、中華鰆、疏齒
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学名 | Scomberomorus sinensis (Lacepède, 1800)
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漢字・学名由来 | 漢字/牛鰆 Ushisawara Lacepède Bernard Germain Lacepède(ベルナール・ジェルマン・ド・ラセペード 1756-1825 博物学者、音楽家。フランス)はビュフォン(Georges-Louis Leclerc de Buffon 博物学者。リンネとは違った配列を試みた)の後継者。 |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。沿岸表層性でときには河へ入る。
秋田県、若狭湾、島根県隠岐、山口県日本海沿岸、福岡県津屋崎、九州西岸、五島列島、千葉県、東京湾、相模湾、駿河湾、和歌山県。
朝鮮半島南岸、済州島、黄海、中国東シナ海・南シナ海、インドシナ半島沿岸、ニューギニア島西部、アラフラ海、ジャワ海。
生態
河川にも上りメコン川をプノンペン付近にまで遡った。
基本情報
西日本から朝鮮半島、臺灣、中国沿岸に生息している。平均100cm、237cmにもなる大型魚。国内では水揚げ量が極端に少ない魚である。水揚げがあっても十数キロの大きな個体ばかりである。国内で揚がるのが大型個体であるのは北限だからで、再生産はなされていないためだろう。
国内では長崎県や鹿児島県で稀に水揚げされる。臺灣、中国などでは重要な食用魚。
珍魚度 まさに珍魚。サワラ属の中でも国内水揚げはわずかでしかなく、流通することはまずない。手に入れたら幸運としかいいようがない。
水産基本情報
市場での評価/国内ではほとんどとれない。値段はサワラに準じてやや高値がつく。また最近珍しさから希に高値がつく。
漁法/定置網
産地/長崎県、鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもの。後半の文様がくっきりしているもの。
味わい
旬は不明。晩秋から冬ではないかと思うが情報が少なすぎる。
鱗は小さく取りやすい。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身だが、白濁しやすい。サワラなどと比べると少し水分が多い。熱を通しても硬くなりにくい。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所九州、三重県二木島、和歌山県田辺市、東京都、高知県
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所和歌山県有田市辰ヶ浜・由良町白崎、山口県長門市
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所富山県氷見市・新湊市
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所富山県魚津・生地、高知県
参考『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所東京、和歌山県田辺、高知県、九州
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所東京都、九州、和歌山県、高知県
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所神奈川県
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所神奈川県相模地方
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所福岡県
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所秋田県羽後地方
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所長崎県
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所高知県室戸
参考『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂) 場所鹿児島県、長崎県