二宮定置の活け「もくあじ」は野締めとは別もの
活けなのに初日からウマスギだし、数日食べてもウマスギだ
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さて、神奈川県小田原魚市場では活けの水揚げが増えている。
「もくあじ(オキアジ)」も同様で、関東で流通するものにも活け締めはあるが、活けは地元でしか手に入らない。
今回、二宮定置の活魚槽にたくさんの「もくあじ」が泳いでいた。
活けは食べたことがあるのか、ないのか記憶にない(なんと調べたら去年も活けを買っていた)、不安だったので『さんの水産』さんにお願いして手に入れてもらった。
「もくあじ」としてはやや大振りの体長30㎝・0.76㎏ だ。
活け締めして7時間後に刺身にした。
活魚でも身は白濁しているが、野締めと比べると透明感がある。
この白濁した白身はサワラ、ハガツオ、クロアジモドキ、イボダイなどに共通する。
科をこえて身質が共通するところが面白い。
食感はさすがに活け締めで流通したもの以上に強い。
しかも締めたばかりなのに豊かなうま味がある。
とろっとするくらい脂が乗っていて、甘く感じる。
小田原で「もくあじ」がじょじょに値を上げてきているのは、この豊かなうま味のためでもある、とみていい。
たっぷり食べても食べ飽きない味でもある。
これを3日間にわたって食べたが、極端な味の変化がない。
魚は種類によって、こんなに身質が違うのだ、と改めて思う。
