真鶴町岩、勝常丸さん「しょうご」と小松菜煮
そろそろ小松菜を買ってもいいかな、と思ったときの「しょうご」だ
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関東の相模湾、外房などではカンパチの若い個体を「しょうご(しおっこ、しょごとも)」という。
これが関東では秋の風物詩ともいえるもので、食べなきゃ季節に置いてかれるような気分になる。
刺身で食べて焼き物で食べたりするが、余った部分は汁や鍋にしたり、野菜と煮ることが多い。
ボクの故郷、徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)の商家の普段料理に、菜っ葉(小松菜ではない)の煮物がある。
菜っ葉と油揚げや豆腐を煮干し(カタクチイワシ)のだしと醤油で煮たもの。
子供の頃は嫌いだったけど、四十を越えてからからよく作る。
魚があるときは、菜っ葉と魚の切り身で作る。
菜っ葉と魚で作り始めたきっかけは海釣りである。
釣り師だった頃、「いなだ(ブリの若い個体)などがくると、どうしても釣りすぎてしまい、余ってしまいがちになる。
それを使い切るための料理だった。
今回は今季初買いの地物の小松菜と「しょうご」を煮る。
三枚下ろしにしてあれば、料理時間は5分以内である。
このような醤油で菜っ葉とにただけの料理が、矢鱈に好きになったのは年のせいかも知れないと思ったので、近所の若い世代に差し上げて食べてもらった。
知り合いの反応の方が早かった。
完全に冷めてから食べると味が染みてうまいの、と言ったのに、生温かい内に食べて、おいしいと言ってきた。
1人前ずつ皿に取り分けて食べる
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もちろん温かい内に食べてもおいしい。
醤油で軽く煮た切り身は、淡泊な魚ほどうまいのである。
醤油味に煮染まり、ほどよく締まるけど柔らかいままで菜っ葉と一体化して喉を通り過ぎていく。
菜っ葉の青い味がやけに魚のうま味と合うのである。
今回の「しょうご」三枚下ろしの片身2分の1前後、小松菜1束で4、5人前。
銘々が小皿にとって食べる。
ご飯と一緒がいちばんいい。
