古今亭志ん生の中トロぶつのまぐ茶
酒の後に「まぐ茶」で〆るのが志ん生流
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落語家、古今亭志ん生は明治23年(1890)、神田亀住町生まれなので生粋の江戸っ子といっていいだろう。
芸事が好きで、後に落語家、講談師になる。
1945年の敗戦前後から人気抜群の落語家であり、希代の名人となる。
自著も多いが、ボクがときどき書棚から出しては読んでいるのが『志ん生の食卓』(美濃部美津子 アスペクト 2008)だ。
著者・美濃部美津子(大正13年/1924年生まれ)は志ん生の長女で、金原亭馬生、古今亭志ん朝の姉にあたる。
志ん生にとって魚と言えば「まぐろ(クロマグロ)」である。
食べ方は単純明快、中トロをぶつに切るだけ。
酒の肴として「まぐろのぶつ」を食べて、余った「ぶつ」をご飯に乗せてのりを散らして、醤油をかけ、熱いお茶をそそぐ。
ちなみに同じような食べ方を北大路魯山人も書いているので、明治大正昭和には一般的だったのかも。
