タマメイチ

Scientific Name / Gymnocranius satoi Brosa, Béarez, Paijo and Chen, 2013

タマメイチの形態写真

48cm SL 前後になる。体高があり、やや側へんする。頬に鱗がある。下顎の歯は円錐状。背鰭は1で背鰭の上の縁は白くない。尾鰭は後縁、上葉下葉の先端まで丸い。側線上方横列鱗数(TRac)は背鰭下の小さいものも含めて6枚。成長すると眼窩から前方にかけて庇状になる。[47㎝ SL・3.47㎏]
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48cm SL 前後になる。体高があり、やや側へんする。頬に鱗がある。下顎の歯は円錐状。背鰭は1で背鰭の上の縁は白くない。尾鰭は後縁、上葉下葉の先端まで丸い。側線上方横列鱗数(TRac)は背鰭下の小さいものも含めて6枚。成長すると眼窩から前方にかけて庇状になる。[47㎝ SL・3.47㎏]尾鰭は後縁、上葉下葉の先端まで丸い。下顎の歯は円錐状。頬に鱗がある。成長すると眼窩から前方にかけて庇状になる。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★★
      究極の美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚類綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエフキダイ科ヨコシマクロダイ亜科メイチダイ属

    外国名

    学名

    Gymnocranius satoi Brosa, Béarez, Paijo and Chen, 2013

    漢字・学名由来

    漢字/玉目一 Standard Japanese name / Tamameichi
    由来・語源/由来などは不明だが、尾鰭が極端に丸み(玉)を帯びているからかも。
    Gymnocranius lethrinoides (Bleeker)  タマメイチ 『原色 沖繩の魚』(琉球政府農林技官 具志堅宗弘、監修/琉球大学 篠原士郎 タイガー印刷 1972)が初出かも。

    地方名・市場名 ?

    シルイユ
    場所沖縄県 参考聞取 
    アマクチシルイユ
    場所沖縄県知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 

    生息域

    海水魚。100mよりも浅い砂礫・岩礁域。
    鹿児島県屋久島、小笠原諸島、琉球列島。
    ニューギニア島、オーストラリア北部、ニューカレドニア。

    生態

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    基本情報

    小笠原諸島・鹿児島県島嶼部以南でしか見つかっていない。フエフキダイ科でも国内では非常に珍しい種だ。浅い砂礫地でとれるが、詳しいことは不明である。
    メイチダイ属で非常に味がいい。今現在も高価である。
    珍魚度 フエフキダイ科の多い沖縄県でも水揚げ量は少ない

    水産基本情報

    市場での評価/沖縄県では比較的水揚げが多いが、量的に少ない。やや高値、
    漁法/刺網、潜水漁
    産地/沖縄県、鹿児島県

    選び方

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    味わい

    旬は不明。
    鱗はやや大きく薄い。大形魚は取りにくい。骨はあまり硬くない。
    身は純白で血合いは色がない。身は熱を通しても硬く締まらない。

    栄養

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    危険性など

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    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    タマメイチの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身、焼霜造り、皮霜造り、カルパッチョ、セビチェ)、煮る(煮つけ、まーす煮)、焼く(塩焼き)、揚げる(フライ、唐揚げ)

    タマメイチの刺身 旬のメイチダイに肩を並べるほどの味のよさである。上品な白身なのに脂が感じられる。濃厚なうま味があり、舌の上で味のだれがない。最初から最後までおいしさが続く。白身の刺身としてはこれ以上望めないくらいにうまい。
    水洗いして三枚に下ろす。腹骨を取り、背と腹に分けて皮を引いて刺身にする。

    タマメイチのあぶり 刺身は優等生的な味わいで、上々の上なのだけど、少し変化をつけて表面をあぶってみた。身のおいしさそのままに、皮目や表面をあぶったときの香りが好ましい。
    水洗いして三枚に下ろす。腹骨を取り、背と腹に分けて皮付きのまま、周りをあぶる。氷水に落として粗熱を取り、刺身状に切る。
    タマメイチの皮霜造り 厚みがあるので、1切れの皮は少しだけだけどそれでも存在感がある。おいしいけど、少し硬い。
    水洗いして三枚に下ろす。腹骨を取り、背と腹にわけて皮付きのまま湯をかけて、冷水に落とす。粗熱をとり、水分をきり刺身状に切る。
    タマメイチのカルパッチョ こんなに味わい深いのに、なにもカルパッチョにしなくても、と思って作ったら、これはこれで抜群においしい。薄く切っても食感はよく、濃厚なうま味がオイルや香辛料の中から浮かび上がる。
    皮を引いた身をできるだけ薄く切る。皿ににんにく塩、オリーブオイルを敷き、切り身を並べて行く。上からとんとんとたたいて馴染ませ、好みの野菜などを乗せる。
    タマメイチのセビチェ ペルーの白身魚のマリネだ。塩とライムとトウガラシでさっぱりした味わいだけど、白身自体に豊かなうま味がないと、おいしくない。本種で作るとマリネした状態なのに、魚自体のおいしさが浮き上がる。
    水洗いして三枚に下ろす。腹骨を取り、背と腹に分けて皮を引いて細かく切る。三重県尾鷲の青いトウガラシ「虎の尾」を使ったがなんでもいい。塩、ライム、玉ねぎでマリネする。
    タマメイチの酒蒸し 約10分ほど蒸したもので、皮がとろとろに柔らかく、身は少し締まる。最初に分解してからポン酢で食べると止まらなくなる。非常に強い甘味とうま味が皮にも身にもある。
    頭部は梨子割りにする。湯をかけて冷水に落とし、残った鱗とぬめり、汚れなどを落とす。水分をよくきり、昆布を敷いた皿に盛り、酒を振って10分くらい蒸す。
    タマメイチのあら煮 頭部とかま、尾の部分の煮つけである。あまりにもうまいので箸ではなく手づかみでむさぼり食い。皮のぷるんとした食感やうま味、身の甘さなど、矢鱈にうまい。
    頭部は梨子割りにして適当に切る。尾鰭とともに湯通しして冷水に落とし、残った鱗やぬめりを流す。水分をよく切り、酒・砂糖・醤油・水で煮る。仕上げにショウガを振る。
    タマメイチのまーす煮 腹骨周りを塩と水、泡盛だけで短時間煮たもの。煮ると身がぐっと柔らかく脆弱になる。むさぼり食うと甘味と魚のうま味が押し寄せてくる。一緒に煮た豆腐もうまい。
    水洗いして骨の多い腹の部分を切り身にする。鍋に塩、水を加えて強火で煮上げる。途中で豆腐、泡盛を加えて煮る。今回はハンダマも使ってみた。
    タマメイチの かまの下の部分を焼き上げたもの。塩だけなのに焼き上げる内に黄金色に染まった。脂が乗っているので、焼いても締まることなく柔らかい。身に豊かな味があり、後味があまい。
    かまの部分は焼きやすい大きさに切る。振り塩をして数時間置いてからじっくり焼き上げる。
    タマメイチのオイル焼き 香りのあるオイルで香ばしく焼き上げたもの。じっくりソテーするとふんわりと膨らむ。焼き目が非常に香ばしく、中は豊潤、豊かなうま味が感じられる。
    水洗いして三枚に下ろして切り身にする。塩コショウして少し置き、じっくり香ばしく焼き上げる。オイルはブラジルのMARIA(大豆とオリーブオイル)を使ったが太白ごま油やオリーブオイルでソテーしてもおいしい。
    タマメイチのフライ メイチダイ属の魚をフライにするのはもったいない気もするが、一般人なので値段に関係なく作ってみた。揚げると身はふんわりと膨らんで豊潤である。皮付きと皮なしを作ってみたが、皮なしでいいかも。
    水洗いして三枚に下ろす。切り身にして塩コショウする。小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせてパン粉をつけて揚げる。
    タマメイチの唐揚げ 腹骨まわりを骨つきでかりっと揚げたものである。骨まで食べることは難しいが、非常に香ばしく、しかも身にうま味がある。非常にうまい。
    水洗いして腹回りを切り取る。骨に沿って包丁を入れて片栗粉をまぶしてじっくりと二度揚げ。振り塩をする。
    タマメイチのみそ汁 切り身にしたときの切り落としと、中骨で作ったみそ汁である。強いうま味と、煮えた中骨に着いた身で、食べ応えがある。ご飯のおかずにもなる。
    中骨やあら、切り落としなどを集めて置く。食べやすい大きさに切り、湯通しして氷水に落として残った鱗やぬめりを流す。水分をよくきり、昆布だし(水でもいい)で冷たい内から煮だしてみそを溶く。
    タマメイチの潮汁 酒・塩であっさりと煮だしたものである。あらなどからうま味豊かなだしが出て、また脂が玉状に浮かんでくる。思った以上に濃厚な味わい。酢みかんなどを落とすと後味が格段によくなる。
    あらなどを集めて置き、適当に切り湯通しする。冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。これを冷たい昆布だしで煮だして酒・塩で味つけする。

    好んで食べる地域・名物料理

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    加工品・名産品

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    釣り情報

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    歴史・ことわざ・雑学など

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    参考文献・協力

    協力/田母神真広さん(福島県郡山水産/福島県郡山市 ■http://www.ko-suisan.co.jp/)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『沖縄魚図鑑』(悦秀満 沖縄マリン出版)
  • 主食材として「タマメイチ」を使用したレシピ一覧

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