埼玉県川島町「すったて」、「すったてうどん」を作る
蒸し暑くなるとやけに食べたくなる「すったて」
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埼玉県川島町(かわじままち)の郷土料理、「すったて」、「すったてうどん」は、埼玉県の他の広い地域で作られている「冷や汁」、「冷や汁うどん」と同じものだ。
「すったて」は、すったごまと、野菜とみそだけの冷たい汁で「すったら」すぐ食べるから、とか、火を使わないで、するだけで食べられる簡単料理だから、この名がついたとされている。
埼玉県の広い地域で作られている「冷や汁」とまったく同じものだが、今回、料理名を「すったて」としたのは野菜やみそが川島町産だからだ。
「すったて」は麦飯にかけて食べるのがいちばんうまいと思う。
冷たい「すったて」を炊きたての麦飯に、かけてはかき込み、かき込みしているうちに丼飯があっと言う間に消えてなくなる。
胡麻の香りと、みその味わい、夏野菜の青い風味と渋味が一緒になると最強の米の友かも知れない。
ちなみに今回もいつも通りにだし(さば節のだし)を使っているが、水でいいという人もいる。
たぶん、水ので伸ばす方が、本来の作り方だったはずである。
食欲の湧かない蒸し暑い日に持って来いの料理で、近年では10月くらいまで作っている。
うどんくいの埼玉県人は「すったて」にもうどんをつけて食べる
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埼玉県は群馬県とともに東日本屈指のうどん県である。
うどんの食べ方も様々で、この「すったてうどん」もそのひとつだ。
隣町の川越市などでは「冷や汁うどん」となる。
「冷や汁うどん」は少ないながら食堂などでも食べられるもので、埼玉県では普通の食べものと考えていい、と思っている。
うどんをつけて食べる場合には、ご飯用よりも少しみそを多くした方がおいしい。
冷たく冷やしたうどんと、冷たい汁で夏らしい味である。
青トウガラシを入れると、よりうまい。
埼玉県にぽつんと残っている「町」
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川島町は埼玉県の真ん真ん中にある。
町内に鉄道路線はなく、東に高崎線と西に東武東上線があるものの、駅からは非常に遠い。ある意味、陸の孤島といってもいい町である。
市街地は少なく、多くを占めるのは田んぼと畑だ。
だから料理名が伝播しなかったのかも知れない。
そこで気になるのが同じ地理的条件の吉見町だけど、こちらは先々の宿題としたい。
川島町には、我が家からいちばん近くていちばん優秀な直売所「JA埼玉中央 川島農産物直売所」があるので、ときどき買い物に行く。
この直売所は埼玉県でもっとも優秀な直売所であるせいか、開店前に行列ができる。
その行列で出合った方と、野菜を並べている農家の人に教わったのが「すったて」、「すったてうどん」で、「すったて漬け」などという加工品もある。
