出雲崎産巨大カガミダイはおいしさも巨大!
強烈なうまさに、ビックリ仰天してノックアウトを食らう
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新潟市には信濃川河口に新潟漁業協同組合の競り場があり、内陸の茗荷谷というところに新潟中央水産市場がある。
いつも早朝3時くらいから新潟漁業協同組合で新潟県内で水揚げされた魚を見て、その後、中央市場を見ている。
市場を見ると新潟市がいかに水産物に恵まれているかがわかる。
北は山北から南は糸魚川まで、沖には佐渡が横たう。
その上、政令指定都市の新潟市は他の日本海側の観光地化した都市と比べると水産物が格段に安い。
魚介類を食べるという意味での超穴場といってもいい。
漁協の競り場ではどこで揚がったものかを確認するのが楽しい。
今回、一目惚れした巨大カガミダイは良寛で有名な出雲崎で揚がったものだ。
体長50㎝・2.8㎏は過去最大である。
カガミダイは、漁の時などの扱いによって味が変わり、重さ700gくらいを超えると、味が激変する。
2.8㎏は未知の領域といってもいいだろう。
大型個体は片身の面積が非常に広いので、いろんな部位を食べてみた。
中でも腹の部分、肛門の後ろ側がびっくりするくらいおいしかった。
舌に触れた途端、口溶け感がして甘いと感じたのは、脂が非常にのっているためだ。
鰭筋(縁側)が発達して、独特の食感が心地よく。
身がしまっているので、噛めば噛むほどうま味が放出されて口中に満ちる。
背の部分はおいしくなるのに、時間を要した
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さて、背の部分は水揚げ後2日目ではあまり味がなかった。
4日目に激変する。
あまりにも腹の部分がうますぎて、一見平凡な味だが、時間がたつと味が複雑になり、脂の存在もはっきりしてくる。
これほど大きな魚となると刺身も一通りでは語れない。
合わせたのは、新潟県新潟市「越乃寒梅 澵 吟醸」だ。
今ではどこでも手に入る普及酒でしかないが、味は昔と変わらない。
競り場で見つけた過去最大のカガミダイ
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新潟県出雲崎でとれて、新潟漁業協同組合の競り場に並んだ魚は競りの権利を持つ、会社にお願いして手に入れる。
今回のものは、新潟市本町にある『古川鮮魚』の山田さんにお願いした。
めったにない大きさなので競り落とせるか心配したが、見事手に入れることができた。
大いに感謝!
さて、カガミダイを見たことのある人自体希有だと思う。
水産関係者でも、マトウダイ科のマトウダイは知っていても同科のカガミダイを知らないという人がいる。
知っている人に限ってマトウダイとカガミダイを比較して、味が劣ると語っているのになんどか出くわしている。
そんなに単純ではない。
底曳き網で揚がることの多いカガミダイの小型はおいしくないが、500g以上になると、両種の味は拮抗する。
1㎏以上になると、両種とも抜群においしくなる。
■古川鮮魚 新潟県新潟市中央区本町通6番町
