久礼風と高知市内風の「しろすの新子」
「新子」刺身に高知県内で地域性がある
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今、高知旅、高知市内で、真っ先に「めじかの新子(マルソウダ)」、「もんずまの新子(スマ)」を食べた。
中土佐町久礼で刺身にする「新子」は主にマルソウダの若い個体のことで、特徴は「ぶしゅかん(モチユ)」の皮と果汁をたっぷりかけることだ。
「しろす(ヒラソウダ)」の若い個体も「新子」として同様に刺身にする。
高知市では「もんずま(スマ)」の若い個体も使うらしい。
また、宿毛では「きつね(ハガツオ)」の若い個体も「新子」で、同じように食べる。
さて、「新子の刺身」は中土佐町久礼と高知市内では造りが違っている。
今回、舵丸水産、クマゴロウが釣ってきた体長23.5㎝・179gの「しろす(ヒラソウダ)」を久礼風に、体長27㎝・300g を高知市風に造ってみた。
後者は新子では最大級といえる。
久礼では三枚に下ろして皮を引き、完全に血合いを取りきって刺身にする。
「ぶしゅかん(モチユ)」の皮をすり下ろして振り、果汁をたっぷりかけて、醤油をかけ回す。
久礼で「めじか」は、その日に釣りで揚がったものでも当たる(サバ科の魚の場合、ヒスタミンによる中毒)ことがあり、当たる原因は鮮度にもよるが、血合いに原因があると思っているらしい。
「しろす」も同様に造るという人もいる
実は我が家ではヒラソウダの血合いも食べない。
久礼風、「めじかの新子」は非常にあっさりとして、ヒラソウダのおいしさはあまりよくわからない。
「ぶしゅかん(モチユ)」が非常に爽やかで谷間から吹き上がる涼風のようでもあり、またかけまわされた、醤油と相まって、刺身以上の味となっている。
ようするに「ぶしゅかん(モチユ)」がなければ生まれない味である。
後のご飯入れが魅力的
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食べた後の汁にご飯を入れて、食べるのも久礼風である。
後のご飯は子供の特権だったという。
「めじか」のうま味と「ぶしゅかん(モチユ)」、醤油で、即席の甘くないすしを食べているようだ。
高知市内の「新子」の刺身には少しだけだけど血合いが混ざっている
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さて、高知市内で造られているものは、もっと大雑把である。
血合いが残っているし、腹の部分の皮もそのまま。
「ぶしゅかん(モチユ)」の皮を散らすが、予め搾り汁はかけない。
これをわさび醤油とかしょうが醤油で食べるときに「ぶしゅかん(モチユ)」をかける。
実を言うと、圧倒的に高知市でのやり方の方がおいしい。
問題は鮮度落ちが早いマルソウダでのヒスタミン中毒だけだ。
合わせたのは高知県安芸市、有光酒造場の「安芸虎 山田錦」だ。
ほどよくうま口で、「めじか」に合う。
相模湾産の新子も新子の内
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八王子卸売協同組合、舵丸水産、クマゴロウが茅ヶ崎沖で釣ってきたのは体長23.5㎝・179gと体長27㎝・300gのヒラソウダである。
前者は明らかに「新子」だが、後者は違うかも知れない。
ただ釣り場で首を折り、血抜きしているので鮮度抜群である。
