70mm SL 前後になる。縦張肋が約70℃ごとに現れる。 翼状の部分は大きく張り出すタイプと、あまり張り出さないタイプがある。
ヒレガイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★★
美味
分類
動物門軟体動物門腹足綱前鰓亜綱新生腹足上目新腹足目アッキガイ超科アッキガイ科ヨウラクガイ亜科ヒレガイ属外国名
学名
Ceratostoma burnetti (Adams & Reeve in Reeve, 1849)漢字・学名由来
漢字/鰭貝 Hiregai
由来・語源/『目八譜』より。貝殻が鰭条に張り出すため。目八譜
1843(天保14)、武蔵石寿(武蔵孫左衛門)が編んだ貝の図譜のひとつ。図は服部雪斎が描く。武蔵石寿は貝類を形態的に類別。1064種を掲載する。現在使われている標準和名の多くが本書からのもの。貝類学的に非常に重要。
武蔵石寿
武蔵石寿(むさし・せきじゅ 玩珂停、明和3-万延元年 1766-1861)。石寿は号、本名は武蔵孫左衛門。450石取りの旗本。赭鞭会。本草学、貝類。西洋の新しい分類学も取り入れようとしていた。『目八譜』(掲載1064種)、『甲介群分品彙』(掲載605種)、『介殻稀品撰』など。現在使われている標準和名の多くがここから来ている。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。岩礁域の潮間帯〜水深20m.
対馬・房総半島〜千島列島。生態
ー基本情報
アッキガイ科ヨウラクガイ亜科の中で最大種。主に北国の磯に生息している。宮城県気仙沼では食用としていて「まつぶ(真螺)」と呼ぶのはたくさんとれるためかも知れない。
ヨウラクガイ亜科はレイシガイなどとともに独特のえぐみがある、これが好き嫌いが出るところ。また食用とする地域としない地域の出る理由だと思う。このアッキガイ科のえぐみをことのほか好む人がいる。
珍しさ度 房総半島・日本海以北の潮間帯〜水深20m附近に生息するが、潮間帯には少ないので漁に混ざったものなどを探すしかない。水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/採取
産地/宮城県、岩手県選び方
原則的に食用としない。味わい
旬は夏ではないかと思う。
貝殻は硬く重い。軟体は大きくフタは柔らかく撮りにくい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/たかのり海産(岩手県上閉伊郡大槌町)、濱喜(宮城県気仙沼市)
『日本近海産貝類図鑑 第二版』(奥谷喬司編著 東海大学出版局 20170130)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)