秋の魚、バショウカジキは安くておいしい
初めての魚料理はスーパーの切り身から
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いろんな職業についていたのでわかるのだけど、魚初心者というか、スーパーの魚売場には行ったことがない人が多いようだ。
日本列島に住むほとんどがそうだと思う。
最近、スーパーでびっくりすることが起きた。
ボクは有名人でも何でもない無名人なのだけど、近所のスーパーの魚売場で「何を買ったらいいですか?」と一面識もない人に聞かれたのだ。
土曜日だからかも知れないけど、若い夫婦だったことにも驚いた。
ボクに問いかけてくる人は年寄りが多いのだ。
ここぞとばかりに懇切ていねいに答えた。
「子供がいること」、「家族揃って魚をあまり自宅では食べないこと」、「料理が得意ではないこと」などを聞いて、まずはその日、「いちばん安いものから始めたらいい」とアドバイスした。
ついでに初心者はこうあって欲しい、ということも。
1、魚を食べること、料理することをストイックに考えないこと。できる限り、がんばらないこと。
2、スーパーで買うのは切身から。
3、切身に飽きたら、丸のままの魚を買えばいい、そして包丁などを揃えるのではなく、スーパーで下ろしてもらうこと。
4、食べものは一定のものを食べるのではなく、多様な物を食べた方がいいこと。それが自然保護にも温暖化防止にも繋がること。
5、それでは飽き足らなくなったり、困ったらいつでも聞いてね、とアドレスを教えておいた。
ちょっとしゃべりすぎだけど、その日の特売、バショウカジキの切り身をすすめた。
6切れ入ってびっくりするほど安い。
念のために割高の2切れ入りを買ったら、1切れ135g前後で一切れ税込みで150円だった。
「家では、ご飯よりもパンとかパスタが多い」というので、まずムニエルをすすめる。
バショウカジキは手放しにおいしい、とはとても言えない。
それを補うのが油やバターである。
ボクのその日のお昼には、最近お気に入りであるこんがりソテーしたエリンギ、ソテーしたリンゴもつけた。
これと米粉の食パンで、おいしいお昼となった。
まずは近所のパン屋がすすめてくれた米粉のパンがおいしいことに感激、その上、バショウカジキ自体にも味がある。
ちなみに我が家ではバターではなくマーガリンで風味づけしている。
3百円で2食分のおかず
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さて、翌日の昼はバショウカジキフライ定食にする。
薄っぺらいバショウカジキの切り身がフライにちょうどいい。
カレイ風味をつけたのも正解だった。
大好きなウスターソースをじゃぼじゃぼかけたら、飯があっと言う間に消えてなくなる。
バショウカジキの切り身は大当たりだった
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近所のスーパーで特売していたのは石川県産のバショウカジキである。
石川県では「ばれん」といい、鹿児島県では秋にとれるので「秋太郎」という。カジキ類の中ではもっとも小型で、値段が安い。
秋の魚で、手頃な値段で買える魚だと思うとわかりやすい。
さて、ムニエルは切り身に塩コショウ、小麦粉をまぶして多めの油でじっくりソテーする。
このときエリンギ、ニュージーランドのジャズリンゴも一緒にソテーして焦げ目がついたら取り出す。
エリンギ、リンゴ、バショウカジキのムニエルを皿に盛り、フライパンの油を半分くらい捨て、そこにバター(マーガリン)を加えて風味づけする。
フライはムニエルを作るときに同時に塩コショウしておく。
こうすると保存性がよくなり、味の劣化も防げる。
カレーパウダーを振り、小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせてパン粉をつけて中温で揚げる。
