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クロザコエビとトゲザコエビの比較と見分け方

同じように日本海側で水揚げされて、大きさも見た目もあまり変わらないのが両種だ。両種を並べるとわかるが、1種だけを見ているとわからなくなる。トゲザコエビを「モサエビ」、「クロエビ(黒えび)」、「ガスエビ」。クロザコエビを「ホンモサ(本もさ)」、「シロエビ(白えび)」、「シロガスエビ(白がすえび)」。以上のように呼び分けている地域もある。また両種を区別しないで同じ呼び方をする人も多い。クロザコエビの方がトゲザコエビよりも生息する水深が深い。2種の見分け方クロザコエビ(向かって左) 13cm以上になり、体はに薄いベージュ。数が集まると明るい色合いをしている。殻が柔らかい。体がずんぐりしている。尾に近い節に鞍掛状(左右振り分け)の暗色横帯がある。トゲザコエビ(向かって右) 体長12cm前後で、体は暗色。数が集まると黒っぽく感じられる。殻がやや硬い。クロザコエビと比べるとスマート。体幹部分の体節の殻の下半分に白い縁取りがある。
シバエビのかき揚げ
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芝海老のかき揚げ

春めいてきた。今季、シバエビもそろそろ終わりかなと思う。別に冬季限定のエビではないが、3月になると「名残の」という言葉がつく。晩春から初夏から初秋に産卵期を迎え、寿命1年の親エビは死ぬ。産卵期が長いので大小はあるものの、関東の市場には日本各地から比較的長い期間入荷してくる。標準和名、シバエビは「芝海老」であり、江戸(東京)の芝(現在山手線の三田駅付近)でたくさん揚がったのでついた名である。江戸時代には江戸湾で盛んに打瀬網(風力による底曳き網)が行われていた。江戸湾では様々なエビが様々な漁法で漁獲されていたが、もっともたくさん揚がったのが打瀬網でとっていたシバエビであったはずだ。今、江戸前シバエビは壊滅状態だと思う。豊洲市場などに並ぶのは愛知県三河湾、三重県伊勢湾、九州福岡、熊本、佐賀の3県が目立つ。このエビは比較的広い内湾で環境破壊が進んでいないところでしかとれないのだ。江戸前天ぷらのかき揚げ種(たね)では、一に小柱(バカガイの貝柱)、二にシバエビ、三にイカと店の格、値段が下がる。高級天ぷら専門店では基本小柱で、なければシバエビでもいいが、イカは決して使わないはずだ。かき揚げは俳句の季語ではないが、あえてというと早春ではないかと考えている。早春2月に2つが揃い踏みする。3月の声を聞いたばかりではまだ小柱は高い。名残のシバエビでかき揚げを作る。荷を見ても産地はわからなかったが、愛知県三河産ではないかと思う。剥き身にして水分をよくきる。冷たい水に卵黄を溶かし、冷やした小麦粉を入れて衣を作る。剥き身に糸三つ葉を合わせたものに小麦粉をからませ、衣を加えて高めの油で揚げる。三つ葉は江戸前天ぷらでは邪道だが、エビの風味に糸三つ葉の香りが合う。これでぬる燗と生きたいところだが、素直に飯の友とする。エビの甘みと独特の食感が、飯泥棒と化す。
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ひとつまみのシバエビでチャーハン

八王子総合卸売協同組合、マル幸の前を通ったら今日もまたシバエビがやってきている。箱のどこを見ても産地がわからない。忙しそうなので荷受けに聞いてくれとも言えず、安いので買った。安いのはアニキ(前日仕入れ)だからだけど、天ぷらなど加熱するのにはまったく問題がない。シバエビは東京湾以南の砂地に生息する10cm前後の小型のエビ。クルマエビの仲間なので、原始的で産卵後卵を抱いて保護しない。内湾に多いため古くから江戸時代の江戸、伊勢湾・三河湾をのぞむ尾張、大阪湾の大坂、豊前、玄海の博多などで愛されてきた。ちなみに関東には天ぷら専門店が多いためもあり人気が高く、値は安定的に高い。特に透明感の強い生で食べられそうなものは超高級品である。これを2ひっぱりする。ひっぱるはボクが勝手に言っていることで箱の中に手を入れてヒゲの部分を持って引き上げると大きさにもよるが14〜20尾くらいが一緒に上がってくる。今回は2ひっぱりしたので30尾以上だと思う。
留萌産トヤマエビ
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羽幌・苫前・留萌・増毛、北海道西岸は「ぼたんえび」どころ

一般的にボタンエビと呼ばれている標準和名のトヤマエビは山陰以北、北海道に生息している。山陰や本州日本海側でも揚がるが、北海道にはとても敵わない。北海道でもとくに日本海側は凄いとしかいいようがない。ボタンエビ(トヤマエビ)はタラバエビ属でも大型になる。100gを超える大型も珍しくない。だいたい50gを超えると値がぐんと跳ね上がり、100g超えは豊洲市場などで値を聞くのもはばかれる。ちなみに50gサイズは、いちばん知名度の高い甘えび(ホッコクアカエビ)と並べると親子に見えるほど大きいのである。ホッコクアカエビと違うのは食感が強く、ぷりっとして口に入れるとボリューミーであることだ。
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