高知空港で「土佐日記」を買う

名物なのに、それなりにうまし


高知県で「土佐日記」を買うのは、埼玉県で「十万石まんじゅう」を買うがごとき、で気恥ずかしいと思っていた。
ただ、『カラーブック 日本の銘菓』(鈴木宗康 保育社)にもあるので、一度買ってみたいな、とは思っていたのもあって、気恥ずかしさを押し殺して高知空港で魔が差したように買った。


中に入っていたのはやけに小さな菓子で、こしあんを求肥で包んで、ベージュ色のつぶつぶがまぶしている。
全体に柔らかく、外の求肥の比率が低く、あんこが多いのがいい。
しかもあんこが非常においしい。
これならまた買ってもよかろう、とぞ思いける。

どうして「土佐日記」なのか


問題はどこが「土佐日記」なんだろう、と思ったら、箱に紀貫之の和歌があるではないか?
過剰包装の箱がなければただの菓子、というのも名物らしくていいのかも。


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