スガイ

Scientific Name / Lunella correensis (Récluz, 1853)

スガイの形態写真

殻幅2.5cm前後になる。貝殻は硬く表面はゴツゴツしている。ふたがある。
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殻幅2.5cm前後になる。貝殻は硬く表面はゴツゴツしている。ふたがある。殻幅2.5cm前後になる。貝殻は硬く表面はゴツゴツしている。ふたがある。ふたは硬く厚みがある。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱古腹足目サザエ科(リュウテンサザエ科)リュウテン亜科Lunella属

    外国名

    学名

    Lunella correensis (Récluz, 1853)

    漢字・学名由来

    漢字 酢貝
    由来・語源 中国明の李時珍の『本草綱目』(1578)による。フタの丸く盛り上がった方を下にして、酢に浸すと泡を出してクルクルと回る。「スガイ」はこの蓋の呼び名。貝本体はカラクモガイ(唐雲貝)とい言った。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。北海道南部から九州南部。
    潮間帯岩礁域。
    干潮時は磯の石などに下にいて、上げ潮ととともに石の上に上ってくる。

    生態

    産卵期は初夏から秋。
    岩に付着した藻類などを食べる。
    海水中を嫌い、満ち潮のとき水面上に逃げるように上がる。

    基本情報

    国内の海辺にもっとも普通に見られる小型の巻き貝。
    古くはふたを乾かして酢に浮かべて動くのを見て遊んだという。
    身を取り出しやすく、味がいいので海辺などの集落で食べられている。
    緑藻類のカイゴロモが付着する。

    水産基本情報

    市場での評価 産地などで細々と流通している。やや高値。関東では一定の評価はない。
    漁法 採取
    産地 大分県

    選び方

    生きているもの。

    味わい

    旬は春
    貝殻、ふたは非常に硬い。
    身は取り出しやすく、ワタなどが切れることも少ないが、ふたがわずらわしい。
    身に甘みがありワタに苦みクセがない。

    栄養

    寄生虫

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    スガイの料理法・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、しょうゆ煮)、炊き込みご飯
    スガイの塩ゆで
    スガイの塩ゆで 塩水の中に入れて火をつけて煮上げたもの。軟体は取り出しやすく、どことなくサザエに似た味がする。しょうゆ味で煮てもいい。

    スガイの炊き込みご飯炊き込みご飯 塩ゆでして身を取り出す。煮汁と酒で味つけ、水を加え水加減して炊飯したもの。磯の香りが立ち、実にうまい。

    好んで食べる地域・名物料理

    大分県宇佐市
    になみそになみそ クボガイ(ニナ)、クマノコガイ(ツベタカ)、イシダタミ(シュウトメニナ)、イソニナ、スガイ(ニゴザ)、レイシ(ニシ)などの磯の巻き貝をゆでて身を取り出し、ひしお(しょうゆのみ)で煮たもの。愛媛県伊方町で作られている。[次郎長寿司 愛媛県八幡浜]

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/次郎長寿司・橋本歩(愛媛県八幡浜)
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)、『貝の和名』(相模貝類懇談会)

    地方名・市場名

    アオシタ アオダンゴ
    場所三重県鳥羽市安楽島 参考出間リカさん 
    アオゴロモイソモン
    場所和歌山県西牟婁郡・田辺 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    スナモグリ
    場所大分県 
    ミナ
    場所宮崎 
    ニシ
    場所岡山県 
    ツブ
    場所広島県江田島市大柿町 参考『大柿町の海辺の生き物 町制45周年記念誌』(監修/久家光雄 編集/大柿町海辺の生き物調査団) 
    カラクモ
    場所茨城県日立市 備考フタの酸中(酢の中)のキリキリ舞いを雲の文様にみたてたものと思われる。 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    イシビタミナ
    場所長崎県平戸市度島 参考福畑敏光さん 
    アオニナ
    場所香川県三豊市志々島 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 『物類称呼』(越谷吾山著 安永4/1775 解説/杉本つとむ 八坂書房 1976) 
    イシコダメ
    場所香川県小豆島阪手 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    ツンブシミナ
    場所鹿児島県出水・上甑島平良・下甑島手打 備考方言で膝のことを「つんぶし」といい、食べるとき膝でたたいて出して食べるから。 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 
    アゲシオダマ[上げ潮玉]
    場所千葉県勝浦市・富山・千倉町平舘・忽戸・岩井町・富浦町、三浦半島 参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 聞取 
    イシブタ[石蓋]
    場所静岡県舞阪 
    ニゴザ
    場所愛媛県伊方町 
    ニーナ
    場所大分県宇佐市 
  • 主食材として「スガイ」を使用したレシピ一覧

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