27cm TL 前後になる。体はずんぐりしている。胸鰭は長い。臀鰭基部は背鰭第3軟条の下方か後方からはじまる。胸鰭は上から2本が不分枝。胸鰭は一様に黒い。背鰭に目立つ斑紋がない。背鰭前方鱗数は28-35(32)・側線鱗数は49-57。背鰭は13軟条。背鰭に目立つ斑紋がない。
アリアケトビウオの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
![27cm TL 前後になる。体はずんぐりしている。胸鰭は長い。臀鰭基部は背鰭第3軟条の下方か後方からはじまる。胸鰭は上から2本が不分枝。胸鰭は一様に黒い。背鰭に目立つ斑紋がない。背鰭前方鱗数は28-35(32)・側線鱗数は49-57。背鰭は13軟条。背鰭に目立つ斑紋がない。](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/3027/Thumb630/20230929601.jpg)
![27cm TL 前後になる。体はずんぐりしている。胸鰭は長い。臀鰭基部は背鰭第3軟条の下方か後方からはじまる。胸鰭は上から2本が不分枝。胸鰭は一様に黒い。背鰭に目立つ斑紋がない。背鰭前方鱗数は28-35(32)・側線鱗数は49-57。背鰭は13軟条。背鰭に目立つ斑紋がない。](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/3027/Thumb630/20230929570.jpg)
-
珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区棘鰭上目スメグマモルフ系トウゴロウイワシ亜系ダツ目トビウオ亜目トビウオ科Cypselurus属外国名
学名
Cypselurus starksi Abe, 1953漢字・学名由来
漢字/有明飛魚 Ariaketobiuo
由来・語源/有明海で産卵する個体があるため。
〈有明海で5月下旬から6月上旬にかけて産卵するものもあるのでこの名がある。〉『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)Abe
阿部宗明(あべ ときはる Abe Tokiharu 1911-1996)。魚類学者。田中茂穂の後継者。多くの魚を記載。国内だけではなく、「新顔の魚」にて輸入、海外で漁獲される魚の魚名も多数つけている。地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。
新潟県佐渡、富山湾、業護憲浜坂、島根県浜田、福岡県津屋崎、佐賀県唐津、[長崎県平戸市度島]、熊本県天草、九州西岸、伊豆諸島近海〜九州南岸の黒潮域。生態
ー基本情報
国内の暖流域を回遊しているようである。トビウオ漁が盛んな長崎県や鹿児島県では、たくさんの種のトビウオが漁獲される。中でも長崎県で本種は9月、10月のトビウオ漁の終了時季にとれるトビウオだとされているようだ。
長崎県のトビウオ漁の主流はホソトビウオとツクシトビウオである。ホソアオトビ、シロフチトビウオなどとともにその他の「小トビ」として加工品などに使われているのだと考えられる。
とてもおいしい魚だが料理の幅が狭いのが難点である。干ものだけならおいしさは最上級である。
珍魚度 全国流通はしない。漁のある地域でしか手に入れることは出来ないが、長崎県や鹿児島県など地域が限られる。水産基本情報
市場での評価/不明。
漁法/刺網、定置網、巻き網
産地/長崎県選び方
触って張りのあるもの。背が黒く、腹の白さとの差があるもの。味わい
旬は不明。
長崎県では9月下旬に揚がる魚なので漁期が旬といえそうだ。
鱗は取れやすい。皮は厚みがあり強い。骨は柔らかい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
アリアケトビウオの料理・レシピ・食べ方/焼く(干もの)、煮る(煮つけ)好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/福畑敏光さん(長崎県平戸市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)