バショウトビウオ

Scientific Name / Parexocoetus mento (Valenciennes, 1846)

代表的な呼び名トビウオ

バショウトビウオの形態写真

体長17cm前後になる。非常に小さく側へんする。胸鰭は短く先端は尻鰭後端周辺に達しない。胸鰭が黒い。背鰭は黒い部分が大きい。
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体長17cm前後になる。非常に小さく側へんする。胸鰭は短く先端は尻鰭後端周辺に達しない。胸鰭が黒い。背鰭は黒い部分が大きい。体長17cm前後になる。非常に小さく側へんする。胸鰭は短く先端は尻鰭後端周辺に達しない。胸鰭が黒い。背鰭は黒い部分が大きい。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区棘鰭上目スメグマモルフ系トウゴロウイワシ亜系ダツ目トビウオ亜目トビウオ科ツマリトビウオ属

    外国名

    学名

    Parexocoetus mento (Valenciennes, 1846)

    漢字・学名由来

    漢字/芭蕉飛魚 Bashoutobiuo
    由来・語源/芭蕉の葉を思わせるほど胸鰭が長いわけでもなく、不明。
    一般書では『魚類大図鑑 南日本の沿岸魚』(益田一、荒賀忠一、吉野哲夫 東海大学出版会 1975/11/25)が初出。
    Valenciennes
    アシル・バランシエンヌ(Achille Valencienne 1794-1865)はフランスの動物学者。ジョルジュ・キュビエとともに『魚類の自然誌』を刊行。国内で水揚げされる多くの魚を記載。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。
    熊本県天草、神奈川県三浦半島、和歌山県串本、高知県以布利・土佐清水、九州南岸、屋久島、琉球列島。
    朝鮮半島南岸、台湾、インド-西太平洋の熱帯域。マーシャル諸島、フィジー諸島。

    生態

    基本情報

    本州などでも発見されているが、九州以南に多い。写真は長崎県の小トビ漁でアリアケトビウオなどに混ざって揚がったものである。
    トビウオ科では取り分け小振りであるため専門の漁はないものと思われる。
    食べるとおいしいが利用されているかなどは不明。
    珍魚度 珍魚ではないが、流通しない上に対象とする漁がない。幸運に恵まれなければ見つけられない。

    水産基本情報

    市場での評価/流通上見ていない。
    漁法/
    産地/長崎県

    選び方

    腹などの銀色が輝いている。目の澄んでいるもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は薄くやや大きい。取るのはたやすい。骨は柔らかい。
    白身で血合いが大きい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    バショウトビウオの料理・レシピ・食べ方/揚げる(唐揚げ)
    バショウトビウオの唐揚げ
    バショウトビウオの唐揚げ とても小振りで、身が柔らかいために、できるだけ無駄なく食べるには揚げるか、煮るかということになる。今回は小型のトビウオのそのまた若い個体なのでいちばん簡単な唐揚げにする。
    水洗いして頭部を取る。水分をよくきり片栗粉をまぶしてじっくり二度揚げにする。丸ごとかぶりつけて香ばしい。なかなかの味である。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/福畑光敏さん(長崎県平戸市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「バショウトビウオ」を使用したレシピ一覧

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