イソモンガラ

Scientific Name / Pseudobalistes fuscus (Bloch & Schneider, 1801)

イソモンガラの形態写真

SL41cm前後になる。体高があり側へん(左右に平たく)、体幹部分の鱗が大きく目立つ。吻の周辺は鱗がない。鰓孔(えらあな)の後ろに大きな硬い鱗がある。目の前方に細長い溝があるが、比較的目立たない。尾柄部は側扁し短く、尾鰭の上葉・下葉の先は伸びる。[36cm・1.94kg]
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SL41cm前後になる。体高があり側へん(左右に平たく)、体幹部分の鱗が大きく目立つ。吻の周辺は鱗がない。鰓孔(えらあな)の後ろに大きな硬い鱗がある。目の前方に細長い溝があるが、比較的目立たない。尾柄部は側扁し短く、尾鰭の上葉・下葉の先は伸びる。[36cm・1.94kg]SL41cm前後になる。体高があり側へん(左右に平たく)、体幹部分の鱗が大きく目立つ。吻の周辺は鱗がない。鰓孔(えらあな)の後ろに大きな硬い鱗がある。目の前方に細長い溝があるが、比較的目立たない。尾柄部は側扁し短く、尾鰭の上葉・下葉の先は伸びる。[29.5cm・1.131kg]SL41cm前後になる。体高があり側へん(左右に平たく)、体幹部分の鱗が大きく目立つ。吻の周辺は鱗がない。鰓孔(えらあな)の後ろに大きな硬い鱗がある。目の前方に細長い溝があるが、比較的目立たない。尾柄部は側扁し短く、尾鰭の上葉・下葉の先は伸びる。[18cm]尾鰭の上葉・下葉の先は伸びる。目の前方に細長い溝があるが、比較的目立たない。鰓孔(えらあな)の後ろに大きな硬い鱗がある。歯は中央が極端に大きく不揃い。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目モンガラカワハギ亜目モンガラカワハギ科キヘリモンガラ属

    外国名

    学名

    Pseudobalistes fuscus (Bloch & Schneider, 1801)

    漢字・学名由来

    漢字/磯紋柄 Isomongara
    由来・語源/不明
    モンガラカワハギ科モンガラカワハギ属イソモンガラ/Balistes fuscus Bloch & Schneider, 1801/Synonym 『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)
    Bloch
    Marcus Élieser Bloch(マルクス・エリエゼル・ブロッホ 1723-1799 ドイツ)。医師、博物学者。ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー(Johann Gottlob Theaenus Schneider)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行。
    Schneider
    Johann Gottlob Theaenus Schneider(ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー 1750-1822 ドイツ)。博物学者。マルクス・エリエゼル・ブロッホ(Marcus Élieser Bloch)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行、完成させた。

    地方名・市場名

    アウジキラ
    場所沖縄県伊良部島 参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 
    カーハジャー
    場所沖縄県南城市知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 
    クルバー
    場所沖縄県南城市知念知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 

    生息域

    海水魚。サンゴ礁。
    小笠原諸島、男女群島、屋久島、琉球列島、南大東島。
    少ない/神奈川県三浦半島〜[三重県志摩市]、高知県柏島の太平洋沿岸、兵庫県浜坂。
    台湾南部、西沙諸島、インド-太平洋(ハワイ諸島とイースター島をのぞく)。

    生態

    基本情報

    サンゴ礁などに生息するモンガラカワハギの中まで、比較的大きくなる。
    太平洋の熱帯域・亜熱帯域の広い地域で比較的一般的な食用魚である。
    沖縄などでは競り場にも並ぶ。
    珍魚度 鹿児島県、小笠原、沖縄県などに行き、探すしか手に入れる方法はない。入手には少々骨が折れる。

    水産基本情報

    市場での評価/入荷は希。あまり高くはない。
    漁法/刺突漁
    産地/沖縄県

    選び方

    触って張りのあるもの。退色していなくて、青みがあるもの。

    味わい

    旬は不明。
    鱗は非常に硬く皮と一体化している。鱗は引くのではなく皮ごとはぐ。骨はあまり硬くない。
    血合いの弱い白身で、熱を通すとやや締まる。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    イソモンガラの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身)、汁(みそ汁)、煮る(煮つけ)、ソテー(ムニエル)、揚げる(唐揚げ)

    イソモンガラの刺身 鱗が硬くとても下ろしにくい。頭部を落として皮を剥く。三枚に下ろし、薄皮を引くと、白身で血合いがよわく見た目にもとてもきれいな刺身になる。身はやや柔らかいがほんのり甘味があり、捨てがたい味わい。

    イソモンガラのみそ汁 モンガラカワハギ科の魚の身質は、当然のことだがカワハギに似ている。適当に切り、湯通しして冷水に落として表面のぬめりなどを流す。これを水から煮出してみそを溶くだけだ。うま味豊かな汁になり、ご飯に合う。
    イソモンガラの煮つけ 水洗いして適当に切り、湯通しして冷水に落とす。表面のぬめりを流し、水分をよくきる。これを酒・しょうゆ・水で煮る。みりん、砂糖で甘味を加えてもいい。臭い消しにはしょうがか山椒、唐辛子を。適度に身が締まり、甘味があって美味。
    イソモンガラのムニエル 皮を剥き、三枚に下ろして塩コショウする。小麦粉をまぶして多めの油でソテー。仕上げにバター(マーガリン)で風味づけする。少々身がしまりすぎるが、イヤミのない味わい。
    イソモンガラの唐揚げ 皮を剥き、適当に切る。水分をよくきり、小麦粉をまぶしてじっくりと揚げる。揚げたてに塩とこしょう、ディルで香りづけする。鶏肉のようにしまった身で、口の中でほぐれて甘味がある。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/舵丸水産(東京都八王子市) 河村雄太さん(沖縄県石垣市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「イソモンガラ」を使用したレシピ一覧

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