
SL41cm前後になる。鰓孔の後ろに大きな硬い鱗がある。目の前方に細長い溝がある。尾柄部は側扁する。吻の周辺は鱗がない。
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魚貝の物知り度 |
食べ物としての重要度 |
味の評価度 |
★★★★ 知っていたら達人級 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目モンガラカワハギ亜目モンガラカワハギ科キヘリモンガラ属
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外国名 |
Yellow-spotted triggerfish
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学名 |
Pseudobalistes fuscus (Bloch & Schneider, 1801)
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漢字・学名由来 |
漢字/磯紋柄
由来・語源/不明 |
地方名・市場名 [?] |
カーハジャー 場所沖縄県南城市知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) クルバー 場所沖縄県南城市知念知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) |
生息域 |
海水魚。サンゴ礁。
小笠原諸島、男女群島、屋久島、琉球列島、南大東島。
少ない/神奈川県三浦半島〜[三重県志摩市]、高知県柏島の太平洋沿岸、兵庫県浜坂。
台湾南部、西沙諸島、インド-太平洋(ハワイ諸島とイースター島をのぞく)。 |
生態 |
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基本情報 |
サンゴ礁などに生息する小型のモンガラカワハギ科。小さいのであまり食用として利用されない。 |
水産基本情報 |
市場での評価/入荷は希。あまり高くはない。
漁法/刺突漁
産地/沖縄県 |
選び方 |
触って張りのあるもの。退色していなくて、青みがあるもの。 |
味わい |
旬は不明。
鱗は非常に硬く皮と一体化している。鱗は引くのではなく皮ごとはぐ。骨はあまり硬くない。
血合いの弱い白身で、熱を通すとやや締まる。 |
栄養 |
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寄生虫 |
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食べ方・料理法・作り方 |
イソモンガラの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身)、汁(みそ汁)、煮る(煮つけ)、ソテー(ムニエル)、揚げる(唐揚げ) イソモンガラの刺身 鱗が硬くとても下ろしにくい。頭部を落として皮を剥く。三枚に下ろし、薄皮を引くと、白身で血合いがよわく見た目にもとてもきれいな刺身になる。身はやや柔らかいがほんのり甘味があり、捨てがたい味わい。
イソモンガラのみそ汁 モンガラカワハギ科の魚の身質は、当然のことだがカワハギに似ている。適当に切り、湯通しして冷水に落として表面のぬめりなどを流す。これを水から煮出してみそを溶くだけだ。うま味豊かな汁になり、ご飯に合う。 イソモンガラの煮つけ 水洗いして適当に切り、湯通しして冷水に落とす。表面のぬめりを流し、水分をよくきる。これを酒・しょうゆ・水で煮る。みりん、砂糖で甘味を加えてもいい。臭い消しにはしょうがか山椒、唐辛子を。適度に身が締まり、甘味があって美味。 イソモンガラのムニエル 皮を剥き、三枚に下ろして塩コショウする。小麦粉をまぶして多めの油でソテー。仕上げにバター(マーガリン)で風味づけする。少々身がしまりすぎるが、イヤミのない味わい。 イソモンガラの唐揚げ 皮を剥き、適当に切る。水分をよくきり、小麦粉をまぶしてじっくりと揚げる。揚げたてに塩とこしょう、ディルで香りづけする。鶏肉のようにしまった身で、口の中でほぐれて甘味がある。 |
好んで食べる地域・名物料理 |
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加工品・名産品 |
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釣り情報 |
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歴史・ことわざ・雑学など |
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参考文献・協力 |
協力/河村雄太さん(沖縄県石垣市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226) |
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