新潟市の「干しかぶ」は「干し大根」
蕪で作っていないのに「干しかぶ」とはいかに
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新潟県豊栄にある直売所で、「寒干し大根」を買った。
常備している干し大根がなくなったので買った、だけだが帰宅して取り出してみると、「干しかぶ」というシールが貼ってある。
明らかに「干し大根」なのに「干しかぶ」とはいったいなんだろう? と思って調べてみたら、『聞書き 新潟の食事』の「岩船の食」に「干しかぶ」の記述がある。
岩船地方は現村上市で新潟県最北の地だ。
〈生で囲った大根は、春先になるとだんだんすがたつので、その前に残りそうな分を切って干す。せん切り、いちょう切りにすると、2日も干せばだいたいは乾燥するから、それを蓄えておく、いずれも上天気の日に短時間で乾燥すると、きれいに仕あがる。
せん切りの干しかぶは熱湯をかけてもどし、しぼって醤油をかけ、おひたしにする。いちょう切りのほうは、身欠きにしんなどと煮て食べる。〉
どうやら「干し蕪」ではなく「干し株」なのかも。
買ったものをもどすと、記述の通りにいちょう切りになっている。
ただし、作っているのは新潟県西区内野上野町だ。
ひょっとしたら下越(新潟市から村上市までの新潟県北部)に共通する言葉かも。
