ミズダコの料理法・調理法・食べ方/煮る(塩ゆで、煮つけ)、焼く(あぶり)、揚げる(唐揚げ、天ぷら)
ミズダコの塩ゆで(ゆでだこ) 完全な生でも食べられるが、少し火を通した方がおいしいと思う。ここでは無駄な皮を取り、約2分ほど塩ゆでにしたもの。ゆで上がりを氷水に取り、水分をよく切り、薄切りにする。水分が多いもののタコらしい風味と甘味があってとてもうまい。
ミズダコの吸盤 吸盤の部分を30秒間塩ゆでにしてもの。吸盤は裏側に筋肉が盛り上がるようについている。これがコリコリして、独特のうま味があってとてもおいしい。大型個体の特に雄の大きな吸盤は吸盤だけでも実においしい。
ミズダコのあぶり(焼き蛸) 足(腕)の吸盤と皮を取り去る。表面を強火で焼き目がつくくらい焼き上げる。氷水に落として粗熱をとり、薄切りにしたもの。焼いた表面にタコらしい香りがして、中の生の部分と対照的な味わいがする。
ミズダコの頭の塩ゆで 頭部の塩ゆでは単独でも流通する。活を買った場合は頭部は別に数分かけて塩ゆでする。粗熱をとり水分を飛ばす。皮を剥いて食べると柔らかく、タコらしい風味には乏しいがイヤミがない。
ミズダコのガリシア風 3分ほど塩ゆでして、薄くスライスする。皿に並べてカイエンヌペッパーを振り、オリーブオイルを回しかける。単純な料理ではあるが、オリーブオイルの香り、カイエンヌペッパーの風味があいまってとてもうまい。
ミズダコのしゃぶしゃぶ 腕は冷凍庫で半分凍らせる。これをできるだけ薄くスライス。昆布だしのなかで自分の好みの火の通し加減で食べる。ほとんど生で食べるのと、しっかり火を通すのとで味は大いに違う。その違いを楽しむ。
ミズダコの桜煮 生を塩もみをしてヌメリを流す。よく水洗いして、軽くゆでて冷水に取る。これを鍋に入る大きさに切り、水・しょうゆ・みりん・酒・好みで砂糖でじっくり1時間くらい煮上げる。ゆっくり煮立たせないように煮るとあまり硬く締まらず、タコらしい風味がしておいしい。
ミズダコの頭のトマト煮込み 頭部は適当に切る。オリーブオイルでにんにくを炒めて香りだしをして、切り身とトマトを炒めて、トマトだけの水分で煮込む。じっくり煮込むと柔らかくトマトのうま味と相まってとても美味。