ヒレシャコガイ(Scalded clam,Frilled clam,Fluted giant clam)

Scientific Name / Tridacna squamosa Lamarck,1819

代表的な呼び名ヒレジャコ

ヒレシャコガイの形態写真

SL 32cm前後。放射録に丸い鰭状突起がよく発達する。
ヒレシャコガイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
SL 32cm前後。放射録に丸い鰭状突起がよく発達する。SL 32cm前後。放射録に丸い鰭状突起がよく発達する。SL 32cm前後。放射録に丸い鰭状突起がよく発達する。SL 32cm前後。放射録に丸い鰭状突起がよく発達する。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目ザルガイ上科ザルガイ科シャコガイ亜科オオシャコ属

    外国名

    Scalded clam,Frilled clam,Fluted giant clam

    学名

    Tridacna squamosa Lamarck,1819

    漢字・学名由来

    漢字 鰭硨磲貝
    由来・語源 貝殻が鰭状(ひれじょう)に大きく隆起する部分があるため。
    「シャコ」はもともとは「シャゴウ」で中国語の音から。ただし「大型のハマグリ」などをさす言葉でシャコガイ類のことに対する言葉ではない可能性が大。ヒメシャコはヒメジャコでともに『目八譜』から。
    目八譜
    1843(天保14)、武蔵石寿が編んだ貝の図譜のひとつ。武蔵石寿は貝類を形態的に類別。1064種を掲載する。現在使われている標準和名の多くが本書からのもの。貝類学的に非常に重要。
    武蔵石寿
    武蔵石寿(むさし・せきじゅ 明和3-万延元年 1766-1861)。450石取りの旗本。本草学、貝類。西洋で生まれて新しい分類学も取り入れようとしていた。『目八譜』(掲載1064種)、『甲介群分品彙』(掲載605種)、『介殻稀品撰』など。現在使われている標準和名の多くがここから来ている。

    地方名・市場名

    生息域

    海水生。奄美大島以南。熱帯インド・太平洋域。

    生態

    サンゴ礁などに足糸でくっついている。
    外套膜に共生藻を共生させ。共生藻の光合成で栄養分の多くを得ている。

    基本情報

    沖縄で食用とされるシャコガイはヒレシャコガイ、シラナミガイ、ヒレナシシャコガイ、ヒレシャコガイの4種。
    なかでもヒレナシシャコガイとヒレシャコガイは大きくなるので高価である。
    食用だけではなく装飾用にも流通する。

    水産基本情報

    市場での評価 主に沖縄で流通するが、希に関東にも入荷する。高価。
    漁法 養殖
    産地 沖縄県

    選び方

    味わい

    旬は不明。
    貝殻は非常に分厚く、重い。食べられる部分は主に内臓嚢(ギーラのトーフ)、ヒモと貝柱。
    熱を通すと硬くなるので、ソテーする場合にも短時間にする。
    生で食べると食感がよく、甘みがあってうまい。

    栄養

    寄生虫

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヒレシャコの料理法/生食(内臓嚢、刺身)、ソテー(バター焼き)
    アジケーの刺身ヒレジャコの刺身 食べられる部分は貝柱とひもの部分。ヒモの部分が多いが磯の風味があり、貝らしい微かな苦みもあるが、味に奥行きがない。貝柱は食感がよく甘味があってうまいと思う。

    アジケーのバター焼きヒレジャコの刺身 貝らしいうま味が少なく、熱を通すと硬く締まる。バターで短時間すると貝らしい風味があるものの、おいしいかどうかは意見が分かれそう。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/河村雄太さん(沖縄県石垣市)
    『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)
  • 主食材として「ヒレシャコガイ」を使用したレシピ一覧

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