70mm SL 前後になる。丸く膨らみが強い。34本前後の稜角に毛状の殻皮をそなえた放射肋をもつ。
コケライシカゲガイの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
-
魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★★
地域的、嗜好品的なもの味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目ザルガイ超科ザルガイ科イシカゲガイ亜科イシカゲガイ属外国名
学名
Clinocardium ciliatum (Fabricius,1780)漢字・学名由来
漢字 鱗石陰貝 Kokeraisikagegai
由来・語源 黒田徳米ほかの命名。「こけら(鱗)」は不明、どこにも鱗を思わせるところはない。むしろ「杮」で木の皮や屑という意味ではないかと思う。「石陰貝」は『六百介品』から。Kuroda
黒田徳米(くろだ とくべい Kuroda Tokubei 1886-1987 兵庫県淡路島)。貝類学者。日本貝類学会創設者で、会長にもなった。同郷の平瀬與一郎の平瀬商店に丁稚奉公にあがり、貝類の収集、のちに分類にたずさわる。
六百介品
江戸時代に作られた彩色図譜。600種ほどの貝類を漢名、和名で紹介したもの。著者不明。地方名・市場名 ?
生息域
海水生。
日本海兵庫県、岩手県、北海道以北。
韓国、北大西洋、北極海、北大西洋。生態
ー基本情報
イシカゲガイ属なので冷水性で国内でも揚がるはずだが、国内産はまだ見ていない。
韓国産を1度だけ見ており、韓国では食用となっているところから、国内では生息数が少ないのかも知れない。
エゾイシカゲガイ同様、非常においしい二枚貝である。水産基本情報
市場での評価 まだ一度しか見ていない。高い。
漁法
産地 韓国選び方
原則的に生きているもの。触って思いもの。味わい
旬は春。
貝殻は硬く厚く、割りやすい。
足の部分を主に食べる。足は黄色みがかるが薄く、白っぽく見える。
軽くゆでて弾力がありうまい。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)