ニホンキンカジカ

Scientific Name / Cottiusculus nihonkaiensis Kai & Nakabo, 2009

ニホンキンカジカの形態写真

8.5cm SL 前後になる。頭部は縦へん、後半はやや縦へんする。背鰭は2で、第一背鰭の軟条は糸状に伸びない。前鰓蓋骨の棘はいちばん上がいちばん長く、ときに2叉する。

    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度


    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキカジカ亜目カジカ科キンカジカ属

    外国名

    学名

    Cottiusculus nihonkaiensis Kai & Nakabo, 2009

    漢字・学名由来

    漢字/日本金杜父魚 Standard Japanese name / Nihonkinkajika
    由来・語源/キンカジカは1種類だと思われていたが、日本海に棲息するものと、太平洋側にいるものとは別種だと判明する。
    2009年に日本海にいるものを新種であるとして、学名、Cottiusculus nihonkaiensis とし記載者の甲斐嘉晃さんが命名する。
    Kai
    甲斐嘉晃。魚類学。舞鶴水産実験所長。カサゴ類の分類。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深100〜150mの砂泥地。
    北海道石狩湾・噴火湾、新潟県〜九州北岸の日本海。
    朝鮮半島東岸、アニワ湾。

    生態

    基本情報

    主に北海道以南の日本海に棲息している。日本海の底曳き網に混ざるもので、小さいすぎるので漁のときや選別で廃棄される。食用とは見なされていない。
    珍魚度 底曳き網の水揚げ時など珍しくはないが、流通することがないので入手には努力を要す。

    水産基本情報

    市場での評価/流通しない。
    漁法/底曳き網
    産地/日本海周辺

    選び方

    味わい

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 2013年02月26日)、「新種『ニホンキンカジカ』の発見」(2009年12月 甲斐嘉晃 京都大学 フィールド科学教育研究センター)
  • 主食材として「ニホンキンカジカ」を使用したレシピ一覧

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