30cm SL 前後になる。円筒形で細長い。眼隔域、背中の眼と眼の間は狭く骨質板で完全に覆われている。[北海道紋別産]
チカメカジカの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★★
正に珍魚・激レア生物魚貝の物知り度
★★★★★
知っていたら学者級食べ物としての重要度
★
食用として認知されていない味の評価度
★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目カジカ科ツマグロカジカ属外国名
学名
Gymnocanthus galeatus Bean, 1881漢字・学名由来
漢字 近目鰍、近眼杜父魚 Chikamekajika
由来・語源 上から見たとき眼と眼の間が近い(狭い)ため。
〈硬骨魚綱カジカ目ツマグロカジカ属 チカメカジカ(新称)〉。『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)地方名・市場名 ?
生息域
海水魚。水深579mよりも浅場。水深50-165mに多い。
北海道太平洋沿岸・オホーツク海沿岸、岩手県、福島県。千島列島北部、オホーツク海東部・北部、カムチャツカ半島南東岸、ベーリング海、アリューシャン列島、アラスカ湾〜ブリティッシュコロンビア州中部。生態
ー基本情報
北海道オホーツク海沿岸の底曳き網や刺し網で少ないながら揚がる。小型でまとまらないのでほとんど利用されていない。
珍魚度 獲れる量もすくなく、漁港に持ち帰ることもないために手に入れるのは至難。ある意味もっとも手に入れにくい魚である。ただし珍魚ではない。水産基本情報
市場での評価 流通しない。
漁法 定置網
産地 北海道選び方
触って張りのあるもの。味わい
寒い時期だと思われるが確かではない。
鱗はほとんど気にならない。皮は厚く強い。骨はやや硬い。
透明感のある白身で熱を通すと硬く締まる。
料理の方向性頭部が大きく三枚下ろしにすると歩留まりが悪い。また白身だが味わいに欠ける。基本的には骨や皮から出るうま味を生かす料理に向いている。ようするに煮るか汁ものにするかだ。また唐揚げも悪くないと思う。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
チカメカジカの料理・レシピ・食べ方/汁(みそ汁、潮汁)好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
ー釣り情報
ー歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/マルトミ渡辺水産(北海道紋別市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)