アズマハナダイ

Scientific Name / Plectranthias azumanus (Jordan & Richardson,1910)

アズマハナダイの形態写真

体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。[10cm SL・30g]
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体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。[10cm SL・30g]体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。[10cm SL・30g]体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。[10cm SL・30g]体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。[10cm SL・30g]体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。。[9cm SL・22g]体長15cm前後になる。体側わずか後方と尾柄部に幅のある横帯がある。体高があり側へんする。尾鰭はわずかに湾入、背鰭第2軟条が糸状に伸びる。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度


      食用として認知されていない
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハナダイ科ハナダイ亜科イズハナダイ属

    外国名

    学名

    Plectranthias azumanus (Jordan & Richardson,1910)

    漢字・学名由来

    漢字 吾妻花鯛 Sdumahanadai
    由来・語源 種小名の「azumanus」から。たぶん東京市場、もしくは江の島などで採取したのではないか。
    〈スズキ科アヅマハナダヒ属アヅマハナダヒ 〔東京湾、相模湾、長崎及び魚津(富山縣)等から知られてゐる。〕〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)
    Plectranthias kelloggi azumanus (Jordan & Richardson,1910)→Plectranthias azumanus (Jordan & Richardson,1910) に変更された。 Plectranthias kelloggi (Jordan & Evermann, 1903) /Eastern flower porgy と同種ではなく別種となる。
    Jordan
    David Starr Jordan〈デイビッド・スター・ジョーダン(ジョルダン) 1851-1931 アメリカ〉。魚類学者。日本の魚類学の創始者とされる田中茂穂とスナイダーとの共著『日本魚類目録』を出版。
    Richardson
    ジョン・リチャードソン(Sir John Richardson 1787-1865 スコットランド)、博物学者、魚類学者(ichthyology)。

    地方名・市場名

    タイジル
    場所富山県魚津 参考文献 
    アカハゼ
    場所高知県御畳瀬 参考文献 
    チュウチュウ チョウチョウ
    場所高知県須崎 参考文献 
    トシゴロ
    場所神奈川県三崎 参考文献 

    生息域

    海水魚。沿岸や大陸棚縁辺の岩礁や砂礫底、水深30-300m、主に150-170m。
    新潟県〜九州西岸の日本海、愛媛県八幡浜、茨城県沖、伊豆大島、小笠原諸島、相模湾〜豊後水道の太平洋沿岸、東シナ海大陸棚縁辺、九州〜パラオ海嶺。
    朝鮮半島南岸、済州島、台湾南部。

    生態

    基本情報

    本州中部以南のやや深場にいる小型の魚である。小型で非常に美しく、まとまってとれれば利用できると思われるが、水揚げが少なく、まとまらない。今現在は底曳き網、釣りなどで混獲されるものでしかない。
    珍魚度 水揚げされても捨てられてしまう。流通しないので、自分で釣り上げるとか、漁港で探すとかしないと手に入らない。入手困難である。

    水産基本情報

    市場での評価 他の底曳き網の小魚に混ざり入荷して事がある。安い。
    漁法 底曳き網
    産地 静岡県

    選び方

    触って張りがあり、目が澄んでいるもの。赤いもの(退色していないもの)。

    味わい

    旬は秋から春
    鱗は硬いが取りやすい。皮は薄く柔らかく弱い。
    透明感のある白身で、透明感が長持ちする。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    アズマハナダイの料理・レシピ・食べ方/生食(皮霜造り、焼霜造り)、煮る(煮つけ)、揚げる(唐揚げ)

    アズマハナダイの煮つけ 身質のよさは魚類中トップクラスだが、小さいのが難点。しかもまとまってとれるわけではない。残念なことの多い魚だが、希に数上がり、料理するととてもうまい。ここでは水洗いして冷水に落としてヌメリやのこった鱗などを流す。これを酒・しょうゆであっさり煮つけてみた。上品な白身ながら味があり、実にうまい。


    アズマハナダイの唐揚げ 鱗をあらく取り、背開きにして内臓、鰓を抜き、水分をよく拭く。片栗粉をまぶして二度揚げしたもの。実に香ばしく、丸ごと余すところなく食べられて実にうまい。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    相模湾で中深場釣りをしているとよくかかってくる外道(目的以外の魚)である。中深場というのはイズカサゴやウッカリカサゴ、アラなどを狙う釣りであるが、その大きな針を飲み込んで上がってくる。

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/岩崎薫さん(神奈川県)、舵丸水産(八王子総合卸売協同組合)
    アドバイス/和田英俊さん(神奈川県立 生命の星・地球博物館)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「アズマハナダイ」を使用したレシピ一覧

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