ML49cm前後になるとされるが、もっと大型になる。両耳全体が菱形で片方は三角形に近い。背面正中線上は黒い。
アカイカの生物写真一覧 (クリックで上に拡大表示)
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珍魚度・珍しさ
★★★
がんばって探せば手に入る魚貝の物知り度
★★★★
知っていたら達人級食べ物としての重要度
★★★
一般的(流通量は普通)味の評価度
★★★★
非常に美味
分類
軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目開眼亜目アカイカ科アカイカ属外国名
学名
Ommastrephes bartramii (Lesueur, 1821)漢字・学名由来
漢字 赤烏賊 Akaika
由来・語源 色合いからだと思う。ただしどちらかというと、体色は赤紫である。佐々木望が相模湾での方言を採用した。地方名・市場名
生息域
海水生。外洋の表層、中層に棲息。
赤道海域を除く世界中の温帯、熱帯域。生態
雌の外套長60cm前後、雄で45cm前後で雌の方が大きい。基本情報
北太平洋に沖合を広く回遊する大型のイカ。流通の世界では「ムラサキイカ」として有名。
ソデイカやケンサキイカも「アカイカ」という名で流通するので、余計に本種の陰が薄くなる。本種が脚光を浴びたのは割きイカ、ソフト割きイカなどとしての原材料として。加工しても硬くならず、加工原料として非常に優れていることから人気がある。
現在でも燻製、さきいかや加工総菜品、冷凍食品、ロールイカ(胴の部分の冷凍品)が流通している。
生で見かけることはほとんどない。
珍しさ度 関東以北や日本海でもときに大量に揚がる大型のイカである。ただ流通に乗ることは少なく、丸のままで手に入れるのは至難。水産基本情報
市場での評価 鮮魚流通は非常に少ない。値段は安い。
漁法 釣り
産地選び方
とれたばかりのものは白く、時間が経つと赤、赤紫色になる。そしてまた白くなる。流通上では白くないもの。味わい
旬は不明。
大型で生で食べて柔らかく、旨みはほどほど。
熱をとおしても硬くならない。栄養
ー危険性など
ー食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)
好んで食べる地域・名物料理
ー加工品・名産品
釣り情報
茨城県などでは夜釣りで狙う。歴史・ことわざ・雑学など
ー参考文献・協力
協力/鮮魚丸和(富山県魚津市)
『貝』(波部忠重、奥谷喬司 学習研究社)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『世界イカ類図鑑2005』(全国いか加工業協同組合)